竜王町内3企業を支援中
◇東近江・竜王
京都精華大学人文学部環境社会学科環境経営コースの三回生六人が、八月から講義の一環として、竜王町内三企業に国際環境マネジメント規格ISO14001の取得も視野に入れた「環境マネジメントシステム(EMS)」構築の支援を行っている。
環境に関する実学を身に付ける同コースでは、平成十四年度から三回生の後期専修科目に「環境マネジメント実務演習」を設け、プロのコンサルタント同様に学生自ら学外の組織・企業へ出向き、実際の現場で学内で習得した知識を生かす経験を積んでいる。
これは同大学独自のカリキュラムで、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」にも選ばれ、平成二十年度までの派遣件数は四十三件、派遣学生数は百十四人にのぼる。
今年度の派遣先は、竜王町商工会の橋渡しにより、株式会社岡山建設(岡山治彦代表取締役)とタックス株式会社(西村俊昭代表取締役)、村地綜合木材株式会社(村地一洋代表取締役社長)の町内三社に決定した。
環境に配慮したものづくりが求められる現代、EMS構築は経費削減やイメージアップだけでなく、新たなビジネスチャンスに直結する取り組みとの認識が企業側にも浸透してきており、認証取得を目指す岡山代表取締役は「ステップアップできるいい機会」と捉える。
学生たちは二人一組で、半年間、社内の現状把握と課題を抽出しながら、組織体制づくりや各企業の活動に即した環境マニュアル作成に関するアドバイスを行う。
指導担当の同大学人文学部・服部静枝准教授は「(学生にとって)実社会に貢献する感動と自信が学習の真の理解に結びつく。さらに社会人として必要なコミュニケーション能力や問題解決力を身に付けられることも大きい」と、学生の派遣効果を語る。
来年二月には、半年間の活動成果を発表する「公開報告会」が同大学内で開かれる予定。









