新庁舎は現官庁街に改築
◇近江八幡
近江八幡市官庁街活性化・庁舎整備検討委員会の第四回会合が二十日午後二時から市文化会館小ホールで開かれ、市民の関心を集めていた新庁舎の移転先については、現庁舎がある官庁街とすることで合意した。
市官庁街活性化・庁舎整備検討委員会
防災拠点としての役割は継続
新庁舎の移転先については、今年三月、市庁舎のあり方検討委員会が市に提出した近江八幡消防署近くの県道交差点周辺が望ましいとした内容に、八幡学区から市庁舎が現官庁街から転出することに反対する意見書と住民の署名簿が市に提出されていた。
会合では、あり方検討委員と重複する委員もいることから、移転先が違う内容になることについて整合性を求める意見が出され、議論を重ねた。
委員からは、「あり方検討委員会の議論は、防災の観点からが検討の主眼となっており、防災拠点(市役所)までの物流の利便性が重要視されているため、交通の利便性から東西の県道と南北の県道が交差する位置が考えられた。しかし、南北の県道とJR線との交差は、線路下の跨(こ)道橋になっており、洪水時には道路が冠水する懸念があり見直す必要がある」や「神戸市役所や西尾市役所を視察してからは、防災施設を備えた市庁舎の視点や官庁街のまちづくりという観点も加えられるなど、新しい認識が生まれている」、「神戸市役所を視察して庁舎の中に防災センターが備わることはいいことだと思った。防災重視の市役所にすれば、あり方検討委員会の答申内容と整合性がでてくるのではないか」などの意見が出た。
新庁舎の移転先は、現官庁街がよいとなったのは、これまでの委員会で、にぎわいのある官庁街のまちづくりには、市役所庁舎があることが欠かせないとの基本的な意見集約がなされてきたことや、市民アンケートでも「移転先は、現官庁街がふさわしい」とする回答が多かったことも意見一致を早めた。
市庁舎と防災拠点の関係に踏み込んだ意見では、「災害時の支援物資の確保は、民間機関と協定を結ぶことで対応でき、市の施設で常備しておく必要はない」、「学校敷地に隣接した各学区のコミュニティセンターの整備が進み、地域防災体制が整いつつある。市庁舎には、災害対策本部機能があればいいのではないか」、「避難場所等は、行きやすい学区内に出来ていればよく、市庁舎に備える必要はない。むしろ市庁舎は、時代のニーズに合わせ、多目的に使えるようにしておくことが大事ではないか」などの意見が出された。








