能登川病院が脳ドックスタート
◇東近江
東近江市立能登川病院は先月三十日、最新鋭のMRI(磁場と電波を使って臓器や血管などを撮影する画像診断装置)に更新したことやその性能の高さを知ってもらおうと、一般市民を対象とした「見学会」を開いた。
能登川病院で十八年間にわたり使用されていた従来のMRIは、画像の解像度が低く、地元の開業医も「装置が古くて鮮明さに欠けるため、遠くても県立成人病センターや近江八幡市総合医療センターなどに検査をお願いしていた」という。
地域医療の核となるべく現状打開策の一つとして、今回、MRI室改修費用も含め一億二千九百十万円を投じ導入された東芝製MRI。画像の美しさはもちろんのこと“短時間で高度な検査”が可能で、頭部や腹部など数種類の撮影パターンを組み合わせても五~三十分以内で終了する。血管まで検査範囲が広がったことで、脳硬塞や動脈瘤、脳の委縮度合い、肝臓がんなど診断の幅も増す。
また、開口径が従来比一・三倍(六十センチ→七十一センチ)に拡大し、静音化機能やLED照明の搭載などで、狭くて暗いイメージも払拭されている。彦根市から訪れた夫妻は「他の病院にMRIを受けに行ったが、閉所恐怖症もあり怖くて検査を断念した経験がある。そのときから、ずっと検査を受けたいと思っていた。新しいMRIは中も広くて明るかったので、これなら受けられると思う」や「苦痛なく検査を受けられる環境がうれしい」と話していた。
見学会には、一般市民以外に整形外科や内科といった地元開業医も多く訪れ、画像で映し出せる範囲や撮影個所に関する技師への具体的な依頼方法などを確かめていた。
早期発見・早期診断につながる新MRIをフル活用して、放射線科の福本有紀子副技師長は「病院を元気にしたい」と語り、竹内孝幸院長も「病院スタッフが力を合わせ、いい医療を提供することで地域に貢献し、健全経営を実現したい」と意気込む。
能登川病院では、四月から脳ドック(検査費用三万五千円)を始めており、人間ドックなどに脳ドックを追加することも可能。検査予約および問い合わせは、能登川病院(TEL0748―42―1333)まで。







