会員募集と来年3月シンポ
次世代に残すべき伝統的な農林水産業を核として、生物多様性、文化、優れた景観などが一体となって保全、活用される世界的に重要な農業システムをFAO(国連食糧農業機関)が認定する「世界農業遺産」。県は、環境こだわり農業をはじめとする琵琶湖と共生する農林水産業の平成三十一年度のFAO認定をめざし、取り組みを本格化させている。
近江八幡市内で開催されたシンポでは、三日月大造知事が「琵琶湖を真ん中にして営まれている滋賀の農林水産業は、私たちが誇りとする固有の資産」と意気込みを示し、国連大学サステイナビリティ高等研究所シニア・プログラム・コーディネーターの永田明氏は「トキと共生する佐渡の里山」など国内外の事例を紹介しながら、農林水産物のブランド化や観光誘致などの地域活性化につながる認定の意義を語った。
県は認定に向けた準備会を九月から設置しており、会員は十月末日現在、県と大津市など県内市町、県農協中央会、県漁連、県土地改良連合会、県森林組合連合会、県畜産振興協会、びわこビジターズビューローなどの二十九団体、個人五十四人となっている。
県は引き続き、認定に向けた取り組みの輪を広げるため、会員を募集するとともに、来年三月にシンポジウムを開催する。
なお、来年度以降のスケジュールは、▽平成二十九年度=情報発信、運動の展開、協議会の設立、▽同三十年度=農水省への承認申請、FAOへの認定申請と調査対応、▽同三十一年度=世界農業遺産認定、キャンペーン展開-となっている。
会員募集の問い合わせは県農政課世界農業遺産推進係(077-528-3825、http://www.pref.shiga.lg.jp/g/nosei/shiga-giahs.html)へ。





