さらなる発展を求めて定住
【東近江】 愛東地区と八日市駅前地域で活動していた地域おこし協力隊の3人が、昨年いっぱいで3年の任期を満了した。隊員らは7日、小椋正清東近江市長のもとを訪れ、個々が取り組んできた活動を報告。小椋市長から労いの言葉を受けた隊員らは、これからの活動に対する抱負を語った。
任期を満了したのは北浦耀司さん(25)と竹内鉄平さん(40)、藤田彩夏さん(31)の3人。
北浦さん(八日市本町在住)は、八日市駅前の本町商店街にあるヴォーリス邸に拠点を置き、オーダーメイドの革細工工房をはじめ、複合商業施設や飲食店の開業を通じて、商店街のにぎわい創出に取り組んできた。市外からの店舗経営者や来場者を呼び込むなど、商店街に新たな人の流れができたことを強調。今後は新店舗誘致に向けたさらなる事業拡大を約束した。
愛東地区で活動してきた竹内さん(百済寺本町在住)は、グループで米づくりに取り組む米自給組合を発足させるなど、地域の豊かな土地を活用した農業に奮闘。マコモダケの栽培など、新たな特産品の可能性を探ったほか、若手農家の移住促進や獣害対策などにも徹してきた。「今後も特産品を作りたい。家具職人だった前職の技術も生かせれば」と抱負を伝えた。
藤田さん(百済寺町在住)は、百済寺で醸造されていた清酒「百済寺樽」の銘柄を復活させるなど、県内外からの注目を浴びた。「都市と農村をつなぐ私しかできない役割を意識してやってきた」と奔走した3年間を振り返った。今後は、新しく立ち上げた会社で清酒を広めていくほか、あわせて取り組んできたニホンミツバチによる環境保全活動の拡大にも意欲をみせた。
修了証を手渡した小椋市長は「様々なプレッシャーのなかでよくやってくれた。東近江市のために本気でやってきてくれたことに感謝します」と労い、3人が同市に定住する意を受けて「東近江市は多様性のある自然と歴史があり、利便性が高い豊かな土地。観光施策のためのPRマンとなり、市のマンパワーに関わってほしい。ともにこの地の発展を考え、一緒に頑張っていきましょう」と激励した。







