現新8人による論戦スタート インフラ整備、教育の充実、産業振興など
【東近江・日野・愛荘】 県議選が告示された3月29日、東近江市日野町愛荘町選挙区(定数5)で立候補した現職新人8人は、出陣式や地域で様々な政策を示し、4月7日の投票に向けた論戦をスタートさせた。
共産新人の松本氏は、東近江市外町の若松会館前で出発式を行い、支援者約120人が集まった。翌30日には、共産の大門実紀史参院議員を迎え、八日市駅前の交差点で街頭演説会を行い、「約500億円の国体の経費を見直して、暮らしや地域のこどもたちの応援、子育ての応援、子どもたちの医療費の無料化、大学の高い奨学金制度の見直しにあて、国民の暮らし、教育、福祉、社会保障に向けた県の予算を膨らます必要がある。東近江市から県政の流れを変えよう」と呼びかけた。
自民新人で元愛荘町議の本田氏は、集まった約150人の支持者に見送られて愛荘町市の選挙事務所を出発。愛荘町や同じ旧愛知郡の東近江市湖東・愛東地区を中心に遊説と個人演説会に注力。
政策の基本には「県議の空白地帯になっている愛知郡の声を県政に」との強い思いがある。町議4期、衆議院議員秘書の豊富な政治経験がその思いを後押ししている。遅れている地元の道路・河川の整備、農業問題、いじめ問題などの解決を訴えている。
自民現職の村島氏は日野町松尾の事務所前の出陣式で、支援者約100人を前に「4年前にここに立った時には、未知の世界へ飛び込んでいく気持ちだった。しかしながら、4年間をしっかりと踏みしめてきた。この4年間を次の4年間でしっかりと皆さんに仕事としてお返しする」と決意を語り、自民党幹部とのパイプをアピールし、「政府、また自公連立政権の政党に近い議員でなければ、(地域課題の解決は)成し遂げられない」と、2期目への支持を求めた。
自民現職の周防氏の出陣式は、東近江市八日市東本町の選挙事務所前で行われ、支援者約120人が駆けつけた。この中で周防氏は「決意を持って国と県のパイプをしっかり掲げる」と、昨年6月の補選当選を経て今回初めての選挙戦に表情を引き締めた。さらに「東近江の活力を上げ、若い人に住んでもらえるよう、遅れているインフラ整備を何とか前に進めたい」と訴え、支持拡大を求めた。この後、選挙カーで地域を回り、道路・河川の整備、中心市街地活性化、農林業・商工業の活性化を訴えた。
無所属現職の木沢氏は、同市川合町の選挙事務所前に集まった約100人の支持者を前にマイクを握り、「3期12年間、どの政党にも属さず無所属を貫き、延べ50回の議会質問に立って県民の声を精一杯県政に届けた」と実績を強調。さらに▽がん議連事務局長として医療福祉向上の実現、▽エアコン設置などの教育環境の充実、▽消防団員としての実体験から学んだ防災対策の推進―など積み重ねてきた活動への理解と支持を呼び掛けた。
立憲民主新人で元市議の坂口氏の出発式は、同市八日市金屋2丁目の選挙事務所前で行われ、支援者約50人が集まった。坂口氏は、「もう一度県議会に挑戦する。みなさんのため、地域のため、もっと元気になるよう、笑顔あふれる地域になるよう、みなさんのご支援をいただきたい」と支持拡大を求めた。地域での街頭演説では、県立高校体育館のクーラー設置などの子育て支援の充実、最低賃金の引上げなどの労働環境の整備、減災への取り組み強化などを訴えた。
自民現職の加藤氏は、同市五個荘河曲町、選挙事務所前の第一声で、支援者約300人が見守る中、初当選から掲げる5項目の公約を改めて示した。「1つは安心安全なまちづくり。愛知川河川改修や道路整備などの施策で安心安全を生む。2つは未来をつくる青少年の育成。3つは経済、恵まれたこの土地の財産を活用し経済活性へ。4つは健康。身近なスポーツや文化で健康日本一へ。5つは琵琶湖、鈴鹿山系、平野が広がる近江の歴史ある環境を次の世代に受け継ぎたい」と、声を振り絞った。
立憲民主現職の井阪氏は、日野町内で支援者約80人を集めた出陣式のあと、東近江市役所前でも街頭演説。実績として高校のクーラー設置などを挙げ、今後の課題として「道路整備は計画通り着実に進める。近江鉄道を軸とした新しいまちづくりは皆様と共に進める。教育の問題、一人ひとりが生かされて確かな学力を身に着け、そして新しい時代に向かう。英語、プログラミング学習。そういったものをしっかりと身に着けてもらう」と訴えた。
【東近江市日野町愛荘町(定数5)】
松本利寛 67 共新
本田秀樹 52 自新
村島茂男 58 自現1
周防清二 60 自現1
木沢成人 46 無現3
坂口明徳 41 立新
加藤誠一 65 自現1
井阪尚司 65 立現2
(順不同。自=自民、立=立憲民主、国=国民民主、共=共産、無=無所属。氏名の下の数字は年齢。現職の下の数字は期数)







