東近江日野愛荘 加藤先頭に混戦続く 近江八幡竜王 1議席を重田、武藤、井上争う
【東近江地域】 7日投開票の県議選で、定数5に現新8人が立つ東近江日野愛荘選挙区は、加藤氏がリードを保ち、続いて周防、松本、井阪、木沢、本田、村島、坂口の計7氏が混戦。投票率43―45%で6千票前後の攻防か。一方、定数3に現新5人が立つ近江八幡竜王選挙区は、有村氏と今江氏が先行し、残る1議席を重田氏と武藤氏、井上氏が争う。投票率50%弱でボーダーラインは7千票か。しかし、接戦のため予断を許さない情勢だ。文中敬称略。(高山周治)
前回次点だった松本は、今夏の参院選をにらみ運動量をアップさせ、党派を超えた非自民の受け皿を期す。先週末は共産国会議員や支援者と国体予算見直しなど街頭で訴えた。
本田は「旧愛知郡の県議選出」を掲げ、滋賀2区の上野賢一郎衆院議員の全面支援を受け、地元愛荘町を中心に支持を拡大。同じ旧愛知郡の東近江市湖東、愛東地区への浸透も。
村島は、日野町で井阪と激しく競合する。1期の実績と商工業再構築や農業再生を掲げ、同町を中心に、地縁のある東近江市蒲生地区への支持拡大に躍起で、ボーダー超えに懸命。
周防は、小寺衆議員の後継を掲げ再選を目指すが、「小寺票」の維持は厳しいとの見方も。後援会と保守系市議を核に自民支持団体の支援を受け、旧八日市市の票固めに必死だ。
政党組織のない木沢は、地元の東近江市蒲生や隣接する八日市できめ細かく選挙カーを走らせたり、スポット演説、イベント回りに努める。長峰団地の投票率もカギを握る。
坂口は「子育て支援」を前面に出し、連合一本化による支援で初当選をめざす。序盤では、推薦を受けるチームしが代表の嘉田由紀子前知事が応援に入り、てこ入れを図った。
加藤は、地元の同市能登川地区を固めた。同じ旧神崎郡の五個荘、永源寺へも支持を広げてリードを保ち、大台の1万票超えも。ただ陣営は上滑りを危険視し、引き締めに躍起だ。
井阪は、地元日野町で告示までに県政報告会をきめ細かく開き、選挙戦はスポット演説を徹底。なお厳しく、蒲生で教え子、愛荘で村西元町長と票を掘り起こし、3期目を狙う。
【東近江日野愛荘(定数5)】
松本利寛 67 共新
本田秀樹 52 自新
村島茂男 58 自現1
周防清二 60 自現1
木沢成人 46 無現3
坂口明徳 41 立新
加藤誠一 65 自現1
井阪尚司 65 立現2
(自=自民、立=立憲民主、チ=チームしが、共=共産、無=無所属。氏名の下の数字は年齢。現職の下は期数)
井上は、子育て施設前や新興住宅などで若い世代へのアピールを重視し、小西市政との連携や女性目線の政策、国体見直しなどを訴える。保守分裂のつぶし合いで漁夫の利も。
武藤は、衆議員時代の後援会が濃厚に残る竜王町、近江八幡市の安土町で一定の支持。大票田の同市では、馬淵学区や金田学区から支持拡大を図る。終盤の追い上げで大化けか。
重田は、地元の同市桐原学区を中心に日野川沿いの市内西部からの浸透に懸命。後援会や自民支持団体の票固めのほか、長年の教育活動の経験から、子育て世代へもアピール。
今江は、後援会と自治労、連合、国民・社民の合同選対で戦う。個人演説会は近江八幡を中心に開き、4日の総決起集会でチームしが代表の嘉田前知事を迎え、追い込みを図る。
有村は告示まで、リーフレットの全戸配布や新聞折り込みで、2期8年の実績や国政・政府とのパイプをアピール。選挙中は、選挙区全域のスポット演説などで露出を高める。
【近江八幡竜王(定数3)】
井上佐由利 54 共新
武藤貴也 39 無新
重田 剛 55 自新
今江政彦 64 チ現3
有村国俊 54 自現2






