故郷を舞台に空想のかかしや少女を描く
【日野】 日野町村井の西田礼三邸で、同町大窪出身の油彩画家・池田ひかるさん(28)の絵画展「蒲生の風景展」(日野まちなみ保全会主催)が開かれている。土、日、祝日のみの開場で、3月8日まで。
池田さんは、成安造形大学を卒業し、京都嵯峨芸術大学大学院を修了後、デザイン事務所に勤務。現在はこどものための図書館の広報に転職し、兼業しながらSUNABAギャラリー(大阪府)の展覧会に出展するなど創作活動に励んでいる。
約4年前から、ふるさとを舞台に空想のかかしや少女を描きはじめ、昨年9月には同ギャラリーで学外初個展「村八分」を開催し、同年12月にはアートマガジン「ExtrART file.23(FEATURE:秘めた、この思い)」(アトリエサード発行)の表紙を飾った。日野町での展示は今回が初。
同展では、原画12点、複製画4点と共に、画面に描かれたモデル地の写真も展示している。滝之宮神社(同町村井)と赤いワンピースの少女を描いた「帰る時間」(2019年)など、池田さんの視点で切り取った町並みと、ひっそりと描かれた想像上の少女の取り合わせが、どこか寂りょう感を覚える幻想的な世界をつくりあげている。
池田さんは「日野町のいつも見ている風景に、新しさを感じてもらえたら」と話している。
開場時間は午前10時から午後5時まで(最終日は午後3時まで)。入場無料。







