五個荘地区・合田 容子(ごうだ まさこ)さん
五個荘地区の地域おこしは「近江商人」と「中山道」が課題。1年目は、地域支援活動に力を入れ、五個荘近江商人をモチーフにした地域キャラクター「てんびん坊や」を地域内外にPRするために、3代目の「てんびん坊や」となる新キャラクターを3つ考案し、市民やインターネットによる投票形式で決定しました。新しい「てんびん坊や」は、多くの人に使ってもらうことで五個荘に興味を持ってもらったり、PRにつながればと、てんびん坊やのホームページを作り、自由に画像をダウンロード出来るような仕組みに。「三方よし」の精神に通じていれば誰でも使えるパブリック(公共的)キャラクターとしました。おかげさまで、現在は、五個荘地区の中山道の案内看板や町内のお知らせ、観光の印刷物の中などで少しずつ皆様に親しんで頂ける機会も増えてきたようです。
2年目は、起業を視野に入れた活動を心がけ、てんびん坊やのお仕事もしながら、1年目で発見した地域財を活かした仕事へと徐々に切替えて行きました。その地域財とは、五個荘を含む湖東地域での特産品の「麻布」のデッドストック。五個荘は古くから水が豊かで、生地の洗いやちぢみなどの最終加工を行う技術が栄えた地域で、五個荘近江商人の最初の持ち下り品(商品)ともなった「麻布」は、「近江商人」とは切っても切り離せない間柄。初年度に、生産に関わる工場の一つにお話を伺い、倉庫に眠る検品で出荷できなかった布たちを見せて頂いた時に、傷や汚れのある部分以外は品質の高い美しい麻布であったことに感激し、元々好きだった、布や手仕事への情熱が高まり、この布をどうしても何かの役に立てたい!このまま眠らせておくのは勿体無い!と、地域財として買取り、使わせて頂くことに。
デッドストックの麻布には、「一寸の糸も大切にしたという、近江商人の物を大切にする理念」「麻布(リネン)」「リサイクルやリユースなど再生するRe」などの意味を込めて、Re:nen(リネン)と名付けました。
2019年度の東近江市観光協会主催「ちいさなたびいち」では近江商人屋敷の藤井彦四郎邸で、Re:nenの布を使って手縫いのあづま袋を作るワークショップを開催。非日常の体験に喜ぶ参加者の方の顔を見て、とても励みになりました。
具体的な起業の内容としては、服飾専門学校で学んだ経験と特技を活かして、Re:nenの生地を素材の一つとして、me meets me(ミーミーツミー)というブランド名で、服作りや暮らしの道具など、生活に根ざした「ものづくり」での起業を目指しています。来年度には、幾つか展示会のお話も頂いています。
活動をサポートしてくださる方からも、「中山道を通じてどんどん外に五個荘の良いものをアピールしてくれる、現代の近江商人を目指して頑張ってほしい」と応援を頂いています。
協力隊にならなければ、地域に眠る素晴らしい地域財を見つけられなかった事、その地域財を使って、忘れかけていた自分の好きな事にチャレンジさせていただける地域の懐の深さに、感謝しています。
Re:nenホームページ
https://www.me-meets-me.com/re-nen
me meets meホームページ
https://www.me-meets-me.com






