人気書家の企画展 観峰館
【東近江】 中国の清朝後期の時代に活躍した書家、何紹基(かしょうき)が織りなす様々な書風が鑑賞できる企画展「何紹基―清朝巨匠の書―」が、書の博物館観峰館(東近江市五個荘竜田町)で開かれている。29日まで。
何紹基(1799~1873)は、科挙を経て役人として働く傍ら書家としても活躍した。唐に生きた書道の重鎮、顔真卿(がんしんけい 709~785)の書に学び、そこに篆書(てんしょ)の要素を加えて生み出した独特のうねりと躍動感が特徴的な行書は、後の多くの書家に影響を与え、愛好家らも魅了した。
展示作品の一つ「庚子銷夏記語四屏(こうししょうかきごしへい)」=写真=は、何紹基全盛期時の作品と言われている。担当する同館の瀬川敬也学芸員は「顔真卿の流れを汲んだ重厚なふっくら丸みのある線と、北派の鋭く引き締まった細い線、うねりある水平の隷書(れいしょ)の融合は何紹基の完成形と言える」と見どころを話す。
今展では、同館が所蔵する何紹基の作品のうちから、初期から全盛期、晩年と言われる40代~60代の貴重な作品20件を展示。そのほか参考資料とともに、その軌跡や書風の変遷の魅力に迫っている。
なお、学芸員が講師を務める土曜講座「何紹基書法の変遷」(要予約)が21日午後1時~2時に開かれる。入館料は500円、高校生・学生300円、中学生以下無料。月曜日休館。申し込みと問い合わせは、観峰館(TEL0748―48―4141)まで。







