北川さんが自費出版 八日市図書館で企画展 14日講演会
【東近江】 明治から昭和の戦前時代に近江鉄道などから発行されていたリーフレットやチラシを掲載した資料本『湖南鉄道から八日市鉄道 近江鉄道の名所案内』がこのほど発刊され、各方面から反響を呼んでいる。近江商人博物館館長などを歴任し、郷土史などの編纂に携わってきた北川純一さん(71)=東近江市五個荘伊野部町=が自費出版したもの。当時の湖南鉄道、八日市鉄道、近江鉄道などが発行した観光リーフレットや広告などを収集してきた北川さんと収集仲間の貴重な資料約150点が掲載され、当時の時代背景が垣間見える貴重な一冊に仕上がっている。
太郎坊宮、永源寺、飛行場を中心とした東近江市の観光名所が鉄道沿線とともに鳥瞰図(ちょうかんず)で描くのが当時のパンフレットの主流で、発行された数も多岐に渡る。長年鉄道を研究する鉄道ライターの辻良樹さんも「私鉄沿線の資料をこれだけまとめた本は全国探してもそうはない。今後の近江鉄道活性のヒントにもなる」と推薦するほど。北川さんは「私鉄の魅力を資料で楽しんでもらい、先人の熱意や営業努力を感じてほしい」と思いを込める。
なお、本に掲載されている資料など30点を展示した企画展が26日まで八日市図書館で催されている。また14日午後2時からは、収集した資料から鉄道の変遷などをひも解く北川さんによる講演会(要予約・先着30人)も開かれる。
本は一冊3500円。A4判165ページ全カラー。購入などは北川さん(0748―48―3365)へ。講演会の予約は八日市図書館(0748―24―1515)まで。









