民家近くにツキノワグマ

■平成24年6月19日(火) 第16296号

=永源寺相谷町で檻に=

捕獲されたツキノワグマ(寺田祐司さん提供)

◇東近江
 東近江市永源寺相谷町で十五日朝、仕掛けていた有害鳥獣捕獲用の檻(おり)に、ツキノワグマ一頭が入っているのが見つかった。

6歳の雄、昨秋に続き2頭目
地域住民はしばらく警戒必要


 檻は一週間ほど前から市・県などの要請で永源寺猟友会の寺田祐司さん(64)が同町地先に設置していたもので、午前七時の見回りで確認した。前日夕方の確認では檻は空っぽだった。
 通報を受けて駆けつけた獣医により麻酔で眠らせ、体長などを測定した結果、体重六十五キロ、体長百五十三センチ、体高六十三センチの、六歳の雄のツキノワグマであることが確認された。
 同じ場所では昨年秋にはじめて四歳ぐらいの雄のツキノワグマが檻にかかっており、チップの有無を調べたが反応がなく、この時と同一のクマではないこともわかった。
 今回のクマは、新たにチップが装着され、県自然環境保全課、中部森林整備事務所、東近江市で協議した結果、県ツキノワグマ特定鳥獣保護管理計画に基づいて、山奥に放した。
 また、地域住民にはケーブルテレビの音声告知放送などで注意を呼び掛ける一方、近隣の学校では集団下校や保護者による送迎などを行った。しばらくの間、校外・園外での活動に注意するよう促している。近くには民家五―六軒があり、子どもが通学している。
 寺田さんが獣医から聞いた話によると、冬眠のために民家近くまで山を降りてエサを探すことはよくあるが、この時期にそれも昨年秋と同じ場所に出没するのは珍しく、付近に定住している可能性も否定できないとのこと。
 市では、集落周辺にはまだほかにいるかもしれないと、山に出かける際にはラジオや鈴を鳴らすなどのクマ対策の徹底を呼びかけている。


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