復興支援アンテナショップ

■平成25年1月5日(土) 第16466号

=湖国と被災地結ぶ若者たち=

立命館守山高校の生徒が運営する復興支援アンテナショップ「きずな〜one for all〜」(守山市守山)

 立命館守山高校(守山市)の生徒が、震災の爪跡残す東北地方の手助けになればと、オリジナル商品や東北地方の産品を販売し、収益を被災地ボランティアの活動に役立てる復興支援アンテナショップを、守山市銀座商店街の一角で運営している。湖国と被災地を結ぶ若者たちの取り組みを訪ねた。

立命館守山高生徒が守山市で運営
被災地ボランティアに収益生かす


 JR守山駅から琵琶湖方面へ向かって十分ほど歩くと、空き店舗を利用した復興支援ショップ「きずな〜one for all〜」がある。店の入り口にたたずむと、「いらっしゃい」と生徒が笑顔で迎えてくれた。
 開店のきっかけは、一昨年、授業の一環で岩手県陸前高田市に復興ボランティアに入った生徒が現地の活動を経て、「被災地のことを忘れないでほしい」「高校生にできる復興支援はないか」と考え、後輩たちに伝え卒業したことに始まる。
 この思いを引き継いだ在校生が校内で有志を募り、昨年五月にチーム「PFJ(Pray For Japan Project)」(百四十人)を立ち上げ、ショップと経理、広報、イベントの四部に分かれて活動する。


 収益の活用は、「義援金として送るのもいいが、自ら出向いて役に立ちたい」と被災地のボランティア活動に生かす。
 店内には、生徒と被災地の人々が共同制作したオリジナルグッズや、東北地方の産品が並ぶ。チーム名をあしらったオリジナルTシャツ、親指大の折りづるを小瓶に入れたストラップ、東北のジーンズでつくったコースター、被災地の草をつかったしおりなど価格は三十円〜千二百円と手頃に購入できるものが多い。
 「店を始めようとした時は運営できるかどうか悩んだけれど、商店街の人たちや市の職員の方が協力してくれたお陰で開店できた」と代表の同校三年、阪口倫造さん(18)は、人の温かさを喜ぶ。
 商品のほか、生徒による風評被害調査、同校教諭や卒業生が被災地支援で複数回現地入りした時の写真も掲げられ、店を訪れた市民は、「ショップを通じて東北と守山市がつながっているみたい」と話す。
 開店時間は、学業と部活動を両立させるため、毎週土曜日午後一時半〜午後七時。学校行事や長期休暇で時間変更することもある。


関連記事

powered by weblio




同日のニュース