海東氏、出馬の公算大 来年1月の高島市長選

■平成28年10月27日(木) 第17638号

=今月中には進退明らかに=

新庁舎問題で揺れる高島市役所

◇高島
 任期満了に伴う高島市長選(来年一月二十二日告示、同二十九日投開票)に向けて、福井正明市長(64)=同市安曇川町=が九月七日、再選を目指して立候補すると表明した。これに対し「絶対に無風選挙にするわけにはいかない」と、県議会会派「良知会」の海東英和県議(56)=同市新旭町=に出馬を要請する動きが強まっており、同氏は今月中に去就を明らかにするが、出馬する公算が高い。【石川政実】

 福井氏は市議会の一般質問で「公約は九割達成した。次なるステージへの責任を果たしたい」と再選出馬を表明。同氏は立命館大学を卒業。県の知事公室長、農政水産部長、病院事業管理者などを歴任し、平成二十五年の同市長選で初当選した。
 ちなみに平成十七年、市北部のマキノ町、今津町、南部の新旭町、安曇川町、朽木村、高島町の五町一村による対等合併で「高島市」が誕生した。
 この合併協議で本庁舎を「今津町」に新設することが決まっていたが、初当選後の福井氏は、現在使用している旧新旭町役場(写真)の改修案を打ち出したことで住民訴訟が起こり、“南北対立”にまで発展した。
 さらに市環境センターが基準を超えるダイオキシンを含むごみ焼却灰を違法に搬出した問題で、市が関与した職員に計七百十五万円を求償し、職員との溝も深まっている。

 海東氏は「市役所は、新庁舎問題や焼却灰の職員への求償に加えて、高島市民病院の医師確保等問題、住民監査請求者名簿の漏えいなど深刻な事態に陥っており、私に出馬を求める声が出ているのは事実だ。しかし昨春の県議選で当選してから、まだ一年半だけに後援会と進退について相談しているところである。今月中には態度をはっきりさせたい」と本紙取材に答えている。
 最近、海東氏は西川喜代治前市長=同市今津町=とも(選挙協力で)懇談したとの噂(うわさ)が流れており、いずれにせよ男気を出して出馬に踏み切る公算が高い。
 海東氏は、龍谷大学卒業。新旭町役場職員や新旭町議会議員を経て、平成十一年に新旭町長に初当選し、二期務めた。合併後の平成十七年に行われた市長選挙で、初代市長に当選した。
 二十一年の市長選挙で再選を目指して立候補するが、元高島市健康福祉部長の西川氏に敗れ、落選。昨年四月、県議選に無所属で立候補し、当選した。


福井正明氏
海東英和氏

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