最後の望み 市議待望論が浮上 来年1月の高島市長選

■平成28年11月10日(木) 第17650号

=海東氏は県議に専念か=

◇高島
 任期満了に伴う高島市長選(来年一月二十二日告示、同二十九日投開票)に向けて、福井正明市長(64)=同市安曇川町=は九月、再選を目指し立候補すると表明した。これに対し本紙既報のように県議会会派「良知会」の海東英和県議(56)=同市新旭町、1期=に出馬要請する動きが出たが、後援会の一部に慎重論があり、結局出馬を見合わせる公算が大きくなった。このため、「無風はさせない」と別の候補者擁立の動きが市民の間で活発化し、市会議員の名前が浮上している。                      【石川政実】

 平成十七年に、市北部のマキノ町、今津町、南部の新旭町、安曇川町、朽木村、高島町の五町一村による対等合併で「高島市」が誕生。
 この合併協議で本庁舎を「今津町」に新設することが決まっていたが、初当選の福井氏は、現在使用している旧新旭町役場の改修案を打ち出したことで住民訴訟が起こり“南北対立”にまで発展している。
 この庁舎問題に加え、市環境センターが基準を超えるダイオキシンを含むごみ焼却灰を違法に搬出した問題で、市が関与した職員に計七百十五万円を求償し、職員との溝が深まっている。さらに住民監査請求者名簿の漏えいの事態も起こった。


政治倫理条例案で揺れる高島市役所

 ところが同市議会では、これを逆手にとって「市政の情報は市民にもらすな」という前代未聞の政治倫理条例案が議論されており、十七日には全員協議会が開催される運びだ。
 “『見張り番』滋賀”の澤忠起代表は「現職与党会派を中心に進められている政治倫理条例案は市民の知る権利を奪うもので、民主主義を守るためにも許すわけにはいかない。その意味でも絶対に市長選を無風にすることはできない」と危機感を強めている。
 名前が出れば様々な圧力でつぶされると見られるだけに、名乗りを上げるには覚悟がいる。そんな中である市会議員が下馬評に上がっているのだ。
 福井氏の陣営は保守系市議をはじめ、地元有力業者などによる巨大艦隊だけに、十三日の市長選説明会にはたして市議が出席するのか、市長選は大詰めを迎えている。

平成25年1月27日
高島市長選挙開票結果
福井正明氏
16,789
西川喜代治氏
13,816


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