3月開幕 築城410年祭 彦根の魅力、世界へ!

■平成29年1月2日(月) 

=井伊家コレクション展、城下町再現シアター NHK大河ドラマ特別展示企画=

井伊家35万石の風格を今に伝える彦根城。市はその貴重な文化財を後世に伝えようと世界遺産登録をめざしている(彦根市提供)

 「国宝・彦根城築城410年祭〜直虎、直政からの継承、そして未来へ〜」(彦根市などでつくる推進委員会の主催)が三月十八日から、彦根城域一帯と市内全域で開催される。会期は十二月十日まで。
 同祭は、国宝・彦根城の天守が完成して今年で四百十年を迎えることや、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放映を契機に、彦根城をはじめとする彦根のまちの歴史、文化、伝統などの魅力を国内外に発信し、観光振興を図るもの。
 主催事業は、(1)井伊家コレクションと江戸期の地球儀をタッチパネルで愉(たの)しむ「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」(2)江戸期の城下町彦根 再現シアター「プレイバック 城下町彦根」(3)特別展示企画NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(仮称)など。
 このうち、井伊家コレクションと江戸期の地球儀をタッチパネルで愉しむ「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」は、彦根城天秤櫓と西の丸三重櫓で開かれる。


江戸期の城下町彦根 再現シアター「プレイバック 城下町彦根」のイメージ(彦根市提供)

 展示では、四百年前のヨーロッパで使用されていた地球儀(レプリカ)をもとに、彦根城が築城されていた時代に、世界が当時の日本や彦根をどう認識していたのか、また、彦根が世界にどう目を向けていたのか解説する。
 また、「コレクター大名」として知られる井伊家が収集した、家宝の由来や見どころを紹介する。展示第一弾では、浮世絵の原点である国宝・彦根屏風の魅力に迫る。
 城内天秤櫓で実施される「江戸期の城下町彦根 再現シアター『プレイバック 城下町彦根』」は、築城の様子や、江戸時代の城下町の雰囲気を臨場感あふれるバーチャルリアリティーで再現する。城に関わった人物のエピソードを織り交ぜ、エンターテイメント性の高い作品になりそうだ。
 特別展示企画NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(仮称)は、佐和口多門櫓の開国記念館で開かれ、ドラマに関するプロモーションビデオや劇中で使用された衣装を展示する予定。
 このほか、初秋公開予定の映画「関ヶ原」の企画展、花火大会やパレード、市民提案事業、井伊家発祥の浜松市など関係自治体との連携で築城四百十年を盛り上げる。


「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」のイメージ(彦根市提供)

彦根城 歴史と見どころ

 彦根城は慶長九年(一六〇四)、徳川幕府主導で畿内・西国に対する押さえの城として築城が開始された。一期工事は慶長十二年ごろ(一六〇七)までで、天守など主要部分が築かれた。
 二期工事は大坂夏の陣後の元和元年(一六一五)から、井伊家によって行われ、表御殿や外堀、城下町の整備が進められた。
 三層三階の国宝・彦根城天守は、唐破風や切妻破風で変化に富んだ屋根、曲線の美しい花頭窓といった意匠が巧みに組みこまれ、優美な外観である。
 このほか城内の見どころは、太鼓門及び続櫓(国重要文化財)、天秤櫓(同)、西の丸三重櫓及び続櫓(同)、二の丸佐和口多門櫓(同)、彦根城馬屋(同)、池泉回遊式庭園の玄宮楽々園(国名勝)など数多い。(高山周治)


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