【寄稿】参議院議員 小鑓 隆史

■平成29年9月14日(木) 第17911号

=国政刻刻 「若者がのびのびと活躍できる柔軟な育成システムを」=

   小鑓氏

 最近、10代をはじめとする若者の活躍が目立ちます。将棋では、史上最年少プロとなった14歳の藤井四段の連勝記録はストップしましたが、先日もNHK杯戦で森内永世名人に勝利するなど、その実力はトップ棋士をも凌ぐ勢いです。AI(人工知能)の活用で才能を伸ばした、新時代を象徴する人材といっていいのではないでしょうか。スポーツ界でも、卓球、水泳、陸上、バトミントンやサッカーなど数多くの分野で10代選手が世界の第一線で活躍しています。若者が躍動する姿はすがすがしく、社会全体が明るくなるように感じられ、若い才能の開花は日本全体の雰囲気を明るくすることを改めて認識させられます。これまで日本では、世界の舞台に立つとその実力を発揮することができない、世界の舞台に立つほど抜きんでる存在が出ない、これは日本人の特性であると言われたりもしてきましたが、最近の活躍はこうした概念を吹き飛ばすものとなっています。
 この背景には、早い段階で個々人が持っている能力を開花させ、育成していくシステムが整備されてきたことが挙げられます。例えば卓球界では、12歳以下の小学生を対象とする代表チームを設け世界の舞台で戦う機会を設けたり、優秀な中学生を本場ドイツに留学させたりするなど、英才教育システムを整備しています。数学オリンピックや学校教育での飛び級制度などを含め、スポーツに限らず、子供の才能を伸ばす社会の仕組みが様々な分野で積極的に模索されるようになり、我々は今後より多くの日本の若者が世界の舞台で活躍する姿を見ることになるでしょう。
 ただ、実際にその分野で活躍できるのはごく一部の人材であり、また、どんな分野でもトップを目指すということは、人生の選択肢を早い段階で決めることにもつながります。一度目指していた道であっても途中で容易に軌道修正ができる、あるいは再挑戦できる枠組みを同時に構築していくことも大事であることを忘れてはなりません。




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