訓練で再確認 幼稚園で不審者対応

■平成29年9月13日(水) 第17910号

=地域施設に避難し連携 守ろう「いかのおすし」=

署員から刺股の正しい使い方を学ぶ職員

◇東近江
 東近江市立建部幼稚園(建部日吉町)でこのほど、園内に侵入する不審者対応を想定した避難訓練が行われた。
 道を挟んで隣接する建部コミュニティセンターとの連携も兼ねた初めての訓練に、3歳〜5歳の園児56人と園職員8人、センター職員3人、東近江警察署員2人、市職員1人が参加、不審者対応や連携確認、避難方法を再確認した。
 署員扮する不審者が、凶器を持って園内に侵入。庭をウロウロしながら教室内の様子をうかがっているところを、不審に思った職員が相手を刺激しない口調で対応にあたった。その間、他の職員らは警察への通報と、センターへの対応依頼、各教室の施錠などを同時進行した。
 園児が不安がらないように気を紛らわせながら3歳児を園の奥に位置する教室に集め、4、5歳児はセンターへ避難。職員を振りきって園内に侵入し、大声を出して暴れた不審者を、玄関近くに設置していた刺股(さすまた)で行く先を防いだ。後に警察が到着し不審者を確保、確保したことをセンターに報告して訓練を終了した。


隣の建部コミュニティセンターに避難する園児

 訓練後の防犯教室で園児らは、ついていかない、車に乗らない、大声を出す、すぐに逃げる、周りに知らせる、「いかのおすし」を学び、職員は署員の指導で正しい刺股の使い方を実践で学んだ。
 間違った使い方では相手の凶器になりうることから、顔をめがけた威嚇と足への攻撃が有効とし、刺股がない場合は、折りたたみ椅子やほうきなどで臨機に対応するよう呼びかけた。
 堤久江園長は「子どもたちが安心して幼稚園に来られるよう、怖がらせるだけではなく、しっかり対応できれば大丈夫と思えるように危機意識を持って対応することができた」と振り返り、園外でも起こる可能性から「『いかのおすし』を身につけて自分の命を自分で守れる強い子になってもらいたい」と話した。


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