奈良美智やリサ・ラーソンなど

■平成29年9月14日(木) 第17911号

=「陶芸館・新収蔵の逸品展」=

リサ・ラーソン「ピーター・ヴォーコスにインスピレーションを受けたウマ」

◇甲賀
 県立陶芸の森(甲賀市信楽町)は12月17日まで「陶芸館・新収蔵の逸品展」を開催している。開館時間は午前9時30分〜午後5時まで。月曜日は休館。観覧は無料。
 同館は、やきもの文化の伝統を踏まえ、国内外や滋賀ゆかりの陶芸などを収集し、現在の収蔵作品点数1500件にのぼる。今回の展覧会では、2015年・17年度に新たに収蔵された作品の中から選りすぐった13件の作品を紹介している。


古信楽 蹲

 絵画や彫刻など幅広い分野で国際的な評価と人気を得ている作家の奈良美智が、陶芸の森で滞在制作した「少女習作」や、動物をテーマにした制作で世界的な知名度を誇るスウェーデンのリサ・ラーソンがアメリカで制作した作品が展示されている。また、近江ゆかりの古陶磁では、花入れとして茶人に愛好された古信楽の「蹲(うずくまる)」、幕末の名窯の湖東焼の名品なども紹介。なお主な作家、作品は次の通り。
 奈良美智「少女習作」=2007年から2011年に陶芸の森に滞在したことを機に陶芸の制作に関わるようになった。やきもの独特の特性や技術に向き合い、独自の造形表現を確立している。この作品には作家自身のやきもの像が垣間見られる。


小冨士焼

 リサ・ラーソン「ピーター・ヴォーコスにインスピレーションを受けたウマ」=スウェーデンを代表する作家のひとり。動物や子どもをモチーフに穏やかな質感を表現する。作風の特徴は土の触感と深みのある釉薬をいかした表現。この作品は、アメリカ留学中に出会った彫刻家ピーター・ヴォーコスの影響が認められ、凛としたたたずまいのなかに、哀れみや悲しみなどの感情を呼び起こす雰囲気を感じさせる。
 なお、休館の月曜日のうち、祝日の18日と10月9日は開館する。翌火曜日の19日と10月10日は振替で休館になる。9月26日〜9月30日は展示替え期間で休館する。
 問い合わせは陶芸の森(TEL0748・83・0909)へ。


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