白く形くっきり 珍しいバッタの抜け殻

■平成29年9月20日(水) 第17916号

=東近江市沖野で=

ショウリョウバッタと思われる抜け殻

 【東近江】 夏から秋にかけて、あぜ道などでよく見かける親しみ深いバッタ。しかし、その詳しい生態まではなかなか分かっていない。9月上旬、ショウリョウバッタが脱皮したと思われる抜け殻を、東近江市沖野1丁目に住む横畝朱美さんが自宅の庭先で見つけた。
 大きさは2センチメートルほど。半透明の白色で、細部までくっきりと形が残っている。庭に茂るドクダミの葉の上にのっていたところを偶然見つけ、あまりにもきれいな抜け殻に魅了され、採取した。
 整体を営む横畝さんは「セミやヘビの抜け殻はよく見かけるが、バッタは初めて」と、その珍しさから通院する人に聞いてみても見た人はいなく、脱皮することすら知らない人が多かった。
 卵から返った幼虫は、成虫になるまで脱皮を繰り返す。回数は5、6回と言われ、尖っている頭が特徴のショウリョウバッタは、メスになると8センチメートルまで成長する。
 抜け殻は非常に軽く、人の呼吸で飛んでしまうほど。昆虫に詳しい琵琶湖博物館の中井克樹学芸員によると「昆虫によって抜け殻をたんぱく源として食すものもいます。なかなか見つかるものではない」と話す。
 見つけた数日後、同じ場所で似た大きさのバッタを何度か見かけたと話す横畝さん。「順調に育ってくれれば」と成長を願う。


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