ほとんどが初公開 東近江地域の仏画を一挙展示

■平成30年2月14日(水) 第18038号

=市指定文化財も=

寺から蔵出しされた仏画約40点が並ぶ会場―観峰館―

 【東近江】 東近江地域に点在する寺10か所の仏画が一堂に会する仏画展「近江仏画めぐり」が、観峰館(東近江市五個荘竜田町)で開かれている。市の指定文化財を含め、初めて一般公開されるものなど約40点を紹介し、歴史ある地域の仏教文化を伝えている。
 同展では、臨済宗の大本山・永源寺(永源寺高野町)や、聖徳太子が開基した石馬寺(五個荘石馬寺町)、西国三十三所第三十二番札所の観音正寺(近江八幡市安土町)など各寺が伝え、守り続けてきた平安時代後期から江戸時代後期までの貴重な仏画が並ぶ。
 仏画は、信仰者に仏教の教えを伝える役割をもち、各寺院の法事などの場で公開されてきた。特に東近江地域で数と質が豊富なのは、応仁の乱の混乱を避けて、京都から多くの画家と作品が県内に流れたことが理由とされる。また、芸術的要素も高く、信者関係なく見る者を魅了してきた。
 今回は、石馬寺の『釈迦如来坐像図』や正厳寺の『光明本尊』、妙楽寺の『涅槃図(ねはんず)』、齢仙寺の『十六羅漢図』といった市指定文化財が一挙に展示されるほか、初公開となる世に出ていない仏画が大半となる。
 担当する寺前公基学芸員は、「檀家(だんか)さんでも見れない貴重な仏画が並びます。仏画をはじめとした文化財がこの地域に多く眠っていること、地元の人に知っていただく機会になれば」と話す。
 3月21日まで。前期(〜2月26日)と後期(27日〜3月21日)に分けて開く。期間中の休館日は3月12日。開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時)まで。入館料は500円、高校や学生は300円(中学生以下無料)。
 問い合わせは、同館(TEL0748―48―4141)へ。


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