波乱含みの湖国政界と迫る知事選(11)

■平成30年2月22日(木) 第18045号

=参院選に自公が誇る鉄の結束=

公明党県本部の粉川清美代表

=公明党県本部の粉川代表に聞く=
「三日月県政は50〜60点!」


 【全県】 それは、まさに来年の参院選に向けて、連立政権を組む公明党と自民党が2016年の参院選で質的転換を遂げた“鉄の結束”を誇示した瞬間だった。先月21日に大津市内で開かれた公明党県本部の「新春の集い」には、大津市をはじめとする湖南地域の自民党県議がほぼ全員顔をそろえたのだ。そこで公明党県本部の粉川清美代表に、知事選や来夏の参院選への取り組みを聞いた。(石川政実)

 ―三日月大造知事は再選出馬を表明したが。
 粉川
 公明党県議団は毎年、予算要望も含めて県と政策協議を行って、それから1年たったときの状況を検証している。これを党の幹事会や役員会に報告しており、いま総合的な評価をしているところだ。個人的には、三日月さんは若くて行動力もあり、観光振興なども積極的で、そういう前向きなところは評価している。
 ただ滋賀県は工場誘致が活発だが、人材が確保できないという声をよく聞く。人材確保のための県独自の若者支援や人材育成支援が弱い。辛口の点数をつけるなら50点から60点程度だ。

 ―来年は、統一地方選、参院選があるが。
 粉川
 これに勝利するには、今年が非常に大事な1年になる。そのためにも約束してきた政策を実現して、実績を積み上げたい。

 ―公明党の政策実現能力には、党員、地方議員、国会議員が連携できるネットワーク力があると言われるが。
 粉川
 地方議員には党員を含めて多くの支持者から生活現場で、いろんな声が上がる。公明党は、これらの声を市政、県政、国政に届けるネットワークがある。政権与党としてこれを実現することもできる。それを今度は本当に現場で喜ばれているのか、チェックしているのが強みだ。

 ―これに加えて公明党の「新春の集い」に自民党の県会議員がほぼ全員出席したように、公明党と自民党の鉄の結束も見逃せない。
 粉川
 昨年から自民党の県会議員の皆さん全員に公明党の「新春の集い」へ声をかけさせていただいた。これまで両党は連立政権のとして信頼関係を築いてきたが、とくに2年前の参院選で公明党の熊野正士さん(比例区)と自民党の小鑓(こやり)隆史さん(滋賀選挙区)の取り組みでは、大きく踏み込んだ連携を行い、信頼関係が劇的に深まった。
 昨年の衆院選でも、自民党の4人を公明党は全員推薦し、わが党の候補者として応援した。我々の力がなければ全員が当選しなかった。来年の参院選でもさらに連携を強化したいとの思いで「新春の集い」の案内状を送らせてもらった。

 ―憲法改正は。
 粉川
 改憲ありきではなく、何が足りないのかという議論が大事だ。15年に成立した平和安全法制では、公明党がかなり踏み込んだ提案をし内容が充実した。安全法制があるのに、憲法9条に自衛隊を書き加えなければならないのか、国会で議論を深めてもらいたい。



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