波乱含みの湖国政界と迫る知事選(12)「プラットホームで大きな固まりを」

■平成30年3月1日(木) 第18051号

=民進党県連代表の柴田県議に聞く=

柴田智恵美県議

 【全県】 昨年の総選挙では民進党は、同党から飛び出して希望の党へ合流した組と、立憲民主党創設組とに3分裂した。民進党県連では来年の統一地方選や参院選に向けて、立憲や希望など他党に、連携の受け皿となるプラットホームづくりを呼びかけていく。そこで同党県連と知事与党の県議会会派「チームしが」の代表である柴田智恵美県議に民進が新しい党にどう生まれ変わるのかを聞いた。(石川政実)

 ―先月20日の2月県議会での自民党県議による代表質問に対し、三日月大造知事は「大戸川ダムの効果を検証するため、勉強会をスタートさせる」と答弁したが、自民党に踏み絵を踏まされたのではないか。
 柴田
 2008年に国が計画している大戸川ダムの凍結を求めた4府県知事合意から10年の間に、淀川本川やその上流の宇治川・瀬田川・木津川、天ケ瀬ダムにしても川の中の対策がずいぶんと進んだ。この間の治水の効果も含めて、客観的、科学的に検証すべきとわが会派は言ってきただけに、三日月さんの答弁は想定内だ。

 ―県議会会派「チームしが」は1月末に三日月さんの支援を決めたのに続き、自民党県連も先月25日の役員会・選対会議で三日月さんの支援を決定したが、どう受け止めるか。
 柴田
 自民は対抗馬に担ぐ候補者がいなかったため、三日月さんを推す以外に選択肢がなく、その理由をあれこれと探していたのだと思う。

 ―しかし県議会で自民と公明が現状で過半数を握り、県選出の国会議員も自民以外だれもいない中、三日月さんは自民に頼らざるを得ない現実がある。かつて労働4団体など革新勢力に担がれた武村正義さん(元大蔵大臣)も自民から衆院選に転出したが、三日月さんも同じコースをたどらないという保証はない。
 柴田
 自民は今後さらに三日月さんを取り込もうとしてくるだけに、同氏とは絶えず緊張関係を意識していくことが必要だ。その意味でも来年の統一地方選と参院選は大事になる。自民はおそらく三日月さんの名前を利用して戦いを進めてくるだけに、それに負けない立ち位置でいく。

 ―民進県連大会がこの17日、野洲市で開催されるが。
 柴田
 いまは民進の地方組織をしっかり守り、これまでの理念や方針を継続しながら、次なる展開を目指したい。来年の統一地方選、参院選に向けて、いろんな勢力が結集して大きな固まりをつくらないと自民には勝てない。
 このため県連大会では、連合滋賀と連携して多くの人が集まって政策論争をしながら前に進むプラットホーム構想を提案したい。

 ―立憲の中に民進が入るのは無理か。
 柴田
 民進はもともと立憲がいた党であり、今はそこを空にして移ることは考えられない。ただ将来、同じ方向で行くのはあり得る。

 ―民進は連合に目を向けるだけでいいのか。
 柴田
 出身労組だけでなく、一般の市民の人たちとどう連帯するかは大きな課題だ。統一地方選でも、本来なら市民派の人たちが候補者として数多くいてほしいと考えている。


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