アラブの風呼ぶ古典楽器ウード

■平成30年4月5日(木) 第18081号

=蒲生でコンサート=

ウードを情感こめて演奏する常味さん

 【東近江】 アラブの古典楽器「ウード」の国内演奏の第一人者、常味裕司さんを迎えたライブラリーコンサートがこのほど、東近江市立蒲生図書館で開かれ、市内外から参加した約70人がエキゾチックな音色に聴き入った。
 このコンサートは、テロや紛争のイメージが強いアラブ地域について、常味さんのウード演奏とトークで現地の人々の暮らし、文化を知ってもらおうと、同図書館が企画したもの。
 現地で「アラブ楽器の王様」と愛されるウードは、洋梨型の胴と、後ろに曲がった頭部をもつ古典楽器で、繊細で深い響きとかげろうのような旋律が特徴。古代シルクロードを経て東西へ伝わった結果、ヨーロッパではリュート、東の日本では琵琶に変形したとされる。
 コンサートでは、常味さんがアラブ独自の幅のある音階や多拍子で、トルコやイラク、イラン、シリア、エジプトの古典音楽や現地の流行歌謡などを奏で、演奏の合間のトークでアラブ世界を紹介した。
 常味さんはアラブ音楽の魅力を、「繊細な音色の中に人生の喜び、悲しみの全てを表現しており、日本の演歌に似ている」と紹介した。
 市内長峰団地から参加した女性(57)は、「西洋音楽と全く違った旋律のアラブ音楽を聞けて新鮮でした」と話していた。


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