最先端技術を導入した「ICT園芸ハウス農業研修棟」竣工!

■平成30年4月12日(木) 第18087号

=県立農業大学校=

ICT園芸ハウス

 【県】 県農業技術振興センター農業大学校(近江八幡市安土町大中)はこのほど、最先端の農業技術を学ぶ研修施設として「ICT園芸ハウス」2棟と「ICT農業研修棟」を新設した。
 農業者の育成に取り組む同校では、昨年度から、農業で高収益をあげるため、(1)最先端農業技術の活用(2)優れた農業感覚を磨く(3)国際水準GAP(農業生産工程管理)の取得推進(4)女性の農業参画推進――を柱にした教育の充実に取り組んできた。
 今回、整備された2施設はそれぞれ最先端の農業技術を学ぶ研修施設として、国の地方創生拠点整備交付金と県債を活用し、総工費約8千万円で建てられた。


ICT農業研修棟

 「ICT園芸ハウス」は2棟ともICT(情報通信技術)を活用した床面積162平方メートル、軒高2・9メートルの栽培施設。気温や湿度、二酸化炭素濃度、光量などの施設内部環境のモニタリングや制御を一元的に行える最新システムを導入し、各条件の違いが作物にどのような影響を与えるかなどのデータを“見える化”することで収量の増加や品質向上の手掛かりを得ることができる。今年度は同校養成科野菜専攻コースの学生が中心となり、学習の中でトマトの育成条件を変えたデータを集積していく予定。
 「ICT農業研修棟」はICTやロボット技術を活用し、営農の省力化や精密化などを進める「スマート農業」を学べる施設。「ICT園芸ハウス」のモニタリングや条件設定などを行う管理室、約30人が入れる講義室、簡単な実験ができる研究室などが設けられており、授業で活用されるほか一般農業者向け講座の会場としても利用していく予定で、県スマート農業推進の拠点施設となる。
 11日に入学式後に施設竣工記念式典を行った同校の堀口清博校長は「学生や農業者が最先端の農業技術を学べる施設として有効に活用していきたい」と期待している。


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