共産 黄野瀬、民進 河井の両氏が名乗り

■平成30年4月19日(木) 第18093号

=県議補選・大津市選挙区 自民難航も擁立模索継続へ=

県議補選大津市選挙区候補予定者(アイウエオ順)

 【大津】 今夏の知事選(6月7日告示、同月24日投開票)と同日投票になる県議選の大津市選挙区の補欠選挙(同月15日告示、同月24日投開票=欠員1)は、共産党県委員会が1月に新人で党県常任委員の黄野瀬明子氏(35)を公認候補として擁立すると発表したのに続き、民進党県連もこの16日に新人で大津市議の河井昭成氏(44)の推薦申請を党本部に上げたのに対し、自民党県連では候補者選びが難航しており、黄野瀬氏と河井氏の一騎打ちの公算もあり得る情勢だ。(石川政実)

 県議会の大津市選挙区(定員10人)には自民党県議が4人いるが、ほぼ満席だ。現職4人は来春の県議選に出馬予定だけに、同党大津市支部連絡協議会(会長=佐野高典・県議)による県議補選候補者の選考は難航した。一時、同党の桐田真人・市議(湖誠会、2期)、八田憲児・市議(同)の名が挙がったものの、両市議とも現職への配慮(競合回避)から固辞。
 このため大津市連協は10日まで、各支部から幅広く候補予定者を募ったものの、1人もなかった。
 同連協は15日、同党県連役員会で現状報告を行った。
 同党県連役員会後に、1区支部長の大岡敏孝・衆院議員は「出たい人がいることも聞いており、今後も粘り強く擁立を模索していく」と語った。
 一方、共産党県委員会は早々と1月、県議補選公認候補に黄野瀬氏を擁立すると発表した。同氏は、11年に大津市議選に立候補し当選。15年は県議選(大津市選挙区)に出馬し落選し、現職に至る。
 石黒良治・同党県委員長は「県議補選で勝利し、来春の県議選で5人以上の当選を目指したい」と話していた。
 2月以降は、中心部のJR瀬田駅、石山駅、膳所駅での街頭演説で森友や加計学園問題をはじめ、県の巨額な国体開催費などを取り上げて批判を強めている。
 この15日にも、木戸市民センターで参院議員の大門実紀史氏を招き、“湖西地域の集い”を開催した。
 先週はじめに大津市内には、民進党県連顧問の川端達夫前衆院副議長と同党県連幹事長代理の河井氏との2連ポスターが一斉に貼られた。それは、県議補選への号砲でもあった。
 政界を引退した川端氏は東レ出身でUAゼンセンの組織内候補だったが、河井氏も同じ東レ出身だけに、県議補選は川端氏の後継者としての第一歩かも知れない。事実、UAゼンセンの松浦昭彦会長は川端氏が引退表明した昨年9月、来県して河井氏に衆院選滋賀1区から出馬するよう要請したが、河井氏は固辞。このようにUAゼンセン本部でも同氏の評価は高い。同党県連はこの16日、党本部へ河井氏の推薦申請を上げた。
 6月15日の告示まで2カ月を切っただけに、各党の動きはあわただしさを増している。


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