【寄稿】日野町長 藤澤 直広

■平成30年7月21日(土) 第18173号

=自治刻刻 夏休み=

    藤澤氏

 青い空に白い雲がわき立つ夏本番の季節。夏休みは子どもにとって待ち遠しいものです。アサガオが咲きひらく清々しい朝6時半、ラジオ体操。首からぶら下げた出席カードに「出」のスタンプを押してもらうのが楽しみでした。午前9時までは外出しないで勉強の時間。「夏の友」を頑張ってやりました。遊ぶとなれば麦わら帽子をかぶり、友達と神社の境内でセミをとったり、川で魚つかみ。当時の日野川は綺麗な石ころの川原でアユ、フナ、ムツなどがたくさん泳いでいました。石ころをあげるとゴリンチョもいました。午前中に野良仕事をした大人たちは、昼食後、昼寝をし午後3時頃起きだします。そして井戸で冷やしたスイカを切りみんなで食べます。わら葺屋根の家屋は涼しく、ゆっくりと時間が流れます。自然の中で何も考えず悩みもなく、遊ぶことが何より楽しいのどかな子ども時代を過ごしました。
 子どもたちの健やかな育ちのために豊かな自然、あたたかい家庭や地域は大事です。そして、「大人の背中」も。ウソをつかずに誠実に生きること、まじめにコツコツと働くことなど社会の規範が大切です。
 国会が延長されましたが森友・加計学園問題は疑惑が解明されていません。「ウソがばれている」とほとんどの国民が思っているのに、政府がそれを認めない不誠実さは民主主義の根幹を揺るがすものです。真面目に働くことは美徳、博打は「御法度」。古の時代からの教訓です。カジノでルーレットやトランプゲームに「007」がカッコよく振舞う姿は洋画の世界の「フィクション」です。カジノは正真正銘、刑法185条に規定する賭博罪です。博打で地域おこしだとか観光誘客だとか本末転倒。それを強行するのは政治の退廃であり、国民の多くが反対しているのは健全です。
 太陽が西の空に沈み、涼風が吹く頃、各地で開催される納涼祭。交流とふれあいの絶好の機会です。子どもたちの歓喜がとびかう温かい社会、健全な社会をつくるために力を合わせましょう。




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