富士登山を前にびわ湖でお水取り

■平成30年7月20日(金) 第18172号

=夫婦都市交流50周年 富士と琵琶湖を結ぶ会=

水ヶ浜でびわ湖の水をくみ取る富士と琵琶湖を結ぶ会会長ら

 【近江八幡】 近江八幡市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」は14日、同市が静岡県富士宮市と結んでいる「夫婦都市」の交流事業「富士登山」の出発を前に、同市長命寺町の水ヶ浜で「お水取り」の神事を行った。
 お水取りは、びわ湖の水を富士山山頂に運んで注ぎ、びわ湖と富士山の伝説の縁を継承するための神事で今年62回を迎える。
 結ぶ会は、巨人伝説の大太法師(だいだぼうし)が一夜のうちに近江国の土を掘って富士山をつくり、掘った跡がびわ湖になったという伝説をきっかけに1957年に結成され、以後、富士登山を続けている。
 登山から両市間の市民交流へ発展し、1968年に国内唯一の夫婦都市協定が締結され、現在、各地で結ばれている「姉妹都市」の先進的な取り組み例となっている。
 62回目の今回は同会と一般参加者合わせ36人が26日早朝に市役所前をバスで出発し、午後1時ごろから富士宮口五合目より登山を始め、八合目の山小屋で宿泊したあと、翌27日午前1時から山頂をめざして登山を再開。午前4時ごろ山頂で御来光を拝み、びわ湖の水を献水して下山する。
 ことしは富士宮市との夫婦都市締結50年を迎えるため、参加者たちは富士宮市で行われる金婚式の式典にも出席する。
 同会の田中好会長(71)は「ことし50周年を迎える夫婦都市の締結も、先人が続けてきた富士登山のご縁があってこそだった。今、両市間で子ども同士の親善交流などが活発に行われているのも先人が繋いだ縁と思う。富士登山はしんどいと感じる時もあるが、これからも大切な行事として続けていきたい」と話していた。


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