これが東近江市の浸水想定

■平成30年7月21日(土) 第18173号

=市作成の洪水ハザードマップ=

 【東近江】 西日本豪雨で大規模な冠水に見舞われた岡山県倉敷市真備町の浸水区域は、ハザードマップの想定とほぼ一致していた。東近江市での浸水想定はどうなのか。いざという時に備えるため、同市作成の洪水ハザードマップを紹介する。

 東近江市は2013年10月、ハザードマップ(地震、風水害)収録の防災マップを市内全戸に配布し、市ホームページでも閲覧できるようにしている。
 このうち洪水ハザードマップは、100年に1度の大雨(1時間で最大100ミリの猛烈な雨)を想定し、(1)愛知川と日野川の大規模氾濫、(2)琵琶湖水位上昇による湖岸浸水、(3)下水道や中小河川があふれる内水氾濫―を重ね合わせて最大の浸水深を示した。
 地域ごとにみると、八日市地域の浸水は、深さ0・5メートル未満が大半。蛇砂川の被害が多発する地域では、あふれた水が低地へ流れ出るため、最大で1メートル未満の浸水。


道路に激流(東近江市今堀町)2013年9月台風18号

 永源寺、愛東、湖東地域は、内水氾濫で深さ0・5メートル未満。
 しかし、浸水深が浅くても油断は禁物だ。同市防災危機管理課は「歩いて避難できる深さは、ひざ下程度。流れによっては足をすくわれる危険もある」と注意を促す。
 五個荘地域は、愛知川の氾濫や内水氾濫による浸水が、深さ0・5メートル未満から2メートル未満で広がる。
 能登川地域は、琵琶湖からの浸水や、愛知川の氾濫、内水氾濫で、JR能登川駅前を中心にほぼ全域が深さ0・5メートル未満から2〜5メートル未満の大規模な冠水が発生する。 蒲生地域は、日野川と佐久良川の合流付近で、1〜2メートル未満、2〜5メートル未満の浸水被害が発生する。
 以上が各地域の浸水想定だが、軽微にとどまる山沿いでも、西日本豪雨で広島県を中心に平成最悪の死者数を出したように、大雨がきっかけで発生する土砂災害の危険性を知っておかないといけない。市内には危険箇所が289カ所あり、このうち266カ所が警戒避難体制の整備が求められる土砂災害警戒区域に指定されている。
 市防災危機管理課は「浸水深によっては指定の避難所へ移動するよりも、屋内にとどまる方が安全な場合もある。自分の地域のリスクを把握して対策を考え、いざというときに冷静に行動できるようにしてほしい」と呼びかける。


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