新たな歴史遺産、観光資源にと

■平成30年7月25日(水) 第18176号

=木地師を語る1冊 丁野さんが自費出版=

『永源寺ろくろ谷 木地師慕情』を出版した丁野さん

 【東近江】 八日市郷土文化研究会会員の丁野永正さん(75)=建部瓦屋寺町=がこのほど、木地師の歴史や文化を伝える書籍『永源寺ろくろ谷 木地師慕情』と題して、サンライズ出版株式会社から自費出版した。
 八日市発祥として知られる江州音頭への思いを綴った書籍『滋賀の盆踊り 江州音頭』を過去に出版するなど、東近江市の郷土文化を愛する丁野さん。「東近江市の伝統芸能である江州音頭も含め、木地師の里として有名な小椋谷(君ヶ畑、蛭谷など)の歴史、伝統工芸でもあるろくろ工芸を、ふるさとの歴史的遺産、また観光資源の一つとしてPRしていければ」と同書に思いを込めた。
 木地師を語った数ある文献や現地取材、昔の伝説・伝承を検証した丁野さん独自の見解で、木地師の真実に迫った。小椋谷になぜ人が住み着き、また開拓していったのかを、東近江市の地理や歴史的背景からひも解く。
 また、石槫トンネルの開通や観光施設の建設などで増加した来訪者にも親しみが持てるよう、木地師文化を分かりやすく知ることができる短編小説を織り交ぜたほか、現在の木地師として活動する地元住民などとの座談会も紹介している。
 出版から1か月が経ついま、県内外からの反響が大きく増刷するほど。丁野さんは「誰でも手に取りやすい内容で仕上げました。多くの言い伝えがあるなか何が真実なのか。思いを馳せながら読んでほしい」と話している。
 B6判、224ページ。価格は500円。購入など詳しくは、丁野さん(TEL090―8980―8034)まで。


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