【寄稿】滋賀県議会議員 加藤 誠一

■平成30年8月5日(日) 第18186号

=県政NOW 県道2号線開通=安土山を見直そう==

    加藤氏

 8月2日に県道2号線、大津能登川長浜線の能登川工区が開通しました(歩道等は安土工区時に整備)。土地を提供いただいた方、農業者の皆さまのご協力に感謝申し上げます。
 開通した道路を南に走ると、正面に安土山を望みます。その安土山、安土城跡は国の特別史跡に指定されていますが、案外知られていないのが、安土山の半分は東近江市です。まぼろしの安土城に物資を運んだとされる搦手道(からめてどう)などが、新しい県道から望めることになりました。こうした事業が進む中、先の通常国会で安土城跡など文化財に関する文化財保護法が改正されました。
 過疎化・少子高齢化の中にあっても貴重な有形・無形の文化財を守り、そして新たに活用する旨を法に定めた改正です。知事は「文化財の保存と活用がより主体的に出来、時代にふさわしい継承が行える。高く評価する」と、今議会の私の一般質問で示されました。ところが、開通した県道の安土山側の歩道が、安土城址跡によって途切れるという計画になっています。土木交通部長も歩道としての機能となっておらず歩行者にも不便と認識し、また文化財を担当する教育長も、安土城跡の活用面から歩道が城跡に繋がるべきとの認識で、土木交通部と教育委員会の両者ともに連携して取り組むとされました。質問では安土城跡に限らず「歴史を守る事業」と「歴史を築く事業」を地域の人にとって何が最善かを考えて取りくむべきと提案しました。また、以前に質問した安土城復元を、知事がプロジェクトとして検討する旨を選挙で公約されたことについては、「建築当時の設計図と絵図等資料について広く情報を集めて民間と連携して可能性を探るとし、もって観光や気運の盛り上がりにつなげる」考えを示されました。安土城跡の調査整備事業の再開なども提案しました。検討するということですが、新しい県道の開通を契機に、安土山や安土城跡を見直す活動を県議会をとおして積極的に行ってまいります。




関連記事

powered by weblio




同日のニュース