不戦の大切さつなぐ 親子平和学習会

■平成30年8月11日(土) 第18191号

=県下の戦況と暮らし 戦時食づくりも学ぶ=

戦争で使われていた爆弾について話す講師の西堀さん

 【近江八幡】 近江八幡市宇津呂町の八幡コミュニティセンターで8日、八幡学区まちづくり協議会人権部主催の「親子平和学習会」が開かれ、小学生と保護者20人が参加した。
 参加者は県平和祈念館(東近江市下中野町)の西堀公範(きみのり)主査による戦争中の話を真剣な表情で聞き、同館ボランティア戦時食グループの協力のもと、戦時食づくりに挑戦した。
 平和学習では戦争について考えるアニメ映画「ヒロシマに一番電車が走った」を見たあと、西堀さんの「滋賀県での戦時中の風景について」の話を聞き、赤紙(軍の召集令状)のカラーコピーや焼夷弾、千人針(千人の女性が1針ずつ縫った弾丸よけのお守り)のレプリカを実際に手に持って戦争と当時の人々の思いを感じ取った。
 続いて、調理室で4班に分かれ、戦時中や戦後お米の量を増やすために汁気を多くして食べられていた「雑炊(ぞうすい)」をつくった。具材にはジャガイモ、人参、玉ねぎ、さつまいもの軸と葉を使い、醤油、味噌、塩のいずれかで味付けした。
 戦時食グループの大西千津子さん(83)は「戦争中はご飯は浮いているぐらいで、調味料もこんなになくて、あまり美味しくなかった。お腹を膨らませるために食べたもので、(今日つくったものは)昔のものとは違うけれど、こういうものを食べていたというのを子どもたちに伝えたいと思って活動している」と話していた。


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