夏の民具あれこれ 涼しく過ごす先人の知恵

■平成30年8月15日(水) 第18194号

=18日は民具体験も=

布を伸ばすように張られた伸子(しんし)

 【東近江】 能登川博物館(東近江市山路町)で、明治から昭和時代に使われていた民具を展示した企画展「夏の民具あれこれ」が開かれている。夏を涼しく過ごした先人の知恵や道具などが、来館者の目を癒している。
 夏の「衣・食・住」をテーマに、生活の必需品だった約70点の昔懐かしい民具を展示した。
 夏の暑さをうち払う「暑気払い」にと、日差しを遮るようにヨシで作られた「簾(すだれ)」や、地面や空気の温度を下げる打ち水に使用されていた桶など、クーラーがない時代に先人たちがどのように夏を過ごしたかを細かく紹介。昔の暮らしを再現した部屋に蚊帳を設置したりと、夏の生活様式も復元した。
 また、当時の初夏は、夏の暑さを利用して着物などを順に洗う時期でもあった。普段着の着物を仕立て直すときは、細い竹の棒でできた伸子(しんし)を使って布を伸ばし、乾かしていた。その様子も再現したほか、昭和時代に普及した扇風機や傘、帽子なども展示。アナログが普通だった当時の先人の知恵に耳を傾ける企画展となっている。
 9月2日まで。入場無料。月、火曜日休館。18日は、じゃ車や水鉄砲、ヨシ舟などの体験イベントを開催する。
 問い合わせは、同館(TEL0748―42―6761)まで。


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