名神名阪連絡道路 早期整備へシンポ

■平成30年8月16日(木) 第18195号

=滋賀・三重両県の関係者が気勢=

甲賀市で開催されたシンポジウム

 【甲賀】 東近江市〜三重県伊賀市間の名神、新名神の両高速道路と名阪国道を結ぶ「名神名阪連絡道路」の早期実現を目指すシンポジウム(名神名阪連絡道路整備促進期成同盟会の主催)が甲賀市内であり、約750人が参加した。シンポには、自民党の二階俊博幹事長、近畿地方整備局の池田豊人局長、三日月大造滋賀県知事、鈴木英敬三重県知事、全日本トラック協会の坂本克己会長らが来賓として招かれ、地域間連携を強化する幹線道路建設の機運を盛り上げた。

自民・二階幹事長ら参加
県トラック協会長、物流効率化訴え


 名神名阪連絡道路の滋賀県側区間は1991年から、旧びわこ空港自動車道として立案されたが、空港計画の見直しに伴い、三重県側の道路計画と2000年に統合、翌年に全線調査区間に指定された。
 同計画で、ルート選定や整備手法などの調査を進める調査区間に国から指定されているのは、名神高速・蒲生スマートインター(東近江市)から名阪国道・上柘植インター(伊賀市)までの約30キロ。
 期成同盟会はさらに延長して、国道8号線の近江八幡市地先から国道165号の伊賀地先までの約53キロを要望している。


 シンポでは、県トラック協会会長の田中亨氏(滋賀ユニック代表取締役)が、名神名阪連絡道路によって物流がどう変わるのか、物流現場の視点から提言した。
 田中氏によると、滋賀県東部のトラック業者が大阪、奈良、和歌山方面へ向かう場合、伊賀市に一旦出てから西名阪国道を利用する。
 しかし、伊賀市までの道路整備は遅れているため、大型トラックが生活道路を走行することになる。
 このため、渋滞による経済的損失や交通事故発生の危険性があると指摘し、「生活道路と物流道路を分けるべき」と早期実現を訴えた。
 さらに「名神名阪連絡道路と国道421号線、名阪国道の沿線地域を結ぶ一大商圏が実現する」と、滋賀・三重両県の経済活性化に期待した。
 続いて期成同盟会会長の岩永裕貴甲賀市長がコーディネーターを務めるパネルディスカッションが行われ、登壇者から「三重県内のリニア駅開設で名神名阪連絡道路の重要性はさらに増す」「外国クルーズ船が寄港する四日市港の国際的アクセスも認識すべき」などの意見が出ていた。
※ 名神名阪連絡道路整備促進期成同盟会=甲賀市、東近江市、日野町、近江八幡市、湖南市、竜王町、伊賀市、名張市の8市町で構成。


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