蘇るもうひとつの夏

■平成30年8月14日(火) 第18193号

=八日市高校(滋賀)×金沢泉丘高校(石川)=

当時のスコアボードが張り出された開会式。このあと現役選手による交流試合が行われた

 【東近江】 1953年(昭和28年)の第35回全国高校野球選手権大会に滋賀県勢として初めて出場した八日市高校と、初戦を交えた北陸県代表の石川県立金沢泉丘高校との交流試合が9日、65年の歳月を経て実現した。会場の湖東スタジアム(東近江市池庄町)には当時の選手をはじめ両校のOBらが球場に駆けつけ、思いを巡らした。

65年前の甲子園を再現
当時の両OBらが再会


 今年で創立110周年を迎える八日市高校の記念事業の一環として開催。始球式は、当時八日市高校の主将として甲子園のマウンドを踏んだ中村守男さん(83)が務めた。
 当時は1―4と八日市高校が敗戦したが、甲子園は夢のようだったと話す中村さんの表情は清々しい。「両校とも当時と同じユニホームで、昔の試合を目の当たりに見ているよう」と再戦の喜びに心を躍らせていた。


始球式を務める中村さん

 泉丘高校OBの徳光重希さん(83)は「毎年夏になれば当時のことを思い出します」と、試合内容が記された当時の新聞記事を片手に振り返る。「甲子園の土を踏んだ時、野球をやってきてよかったと思った。今の選手たちも味わってほしい」と全力プレーを繰り広げる両チームを見つめていた。
 試合は2年生を主体とする新チームで行われた。結果は10―4で八日市高校が勝利。八日市高校の小森魁主将(17)は「先輩らに感謝の意を込めて試合に挑みました。次は甲子園で再会したいです」と話し次戦を待ち望んだ。


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