富士山頂の霊水びわ湖にお水返し

■平成30年8月23日(木) 第18201号

=市神神社濱宮で神事 富士と琵琶湖を結ぶ会=

富士山頂上から持ち帰った「銀明水」をびわ湖に注ぐ関係者

 【近江八幡】富士山山頂から持ち帰った霊水をびわ湖に注ぐ「お水返し」の神事が21日、近江八幡市長命寺町の水ヶ浜で行われた。
 弘法大師が一夜のうちに土を掘ってびわ湖を造り、その土が富士山になったという伝説が縁で、1957年に「富士と琵琶湖を結ぶ会」が結成されて以来、続けられている行事でことしで62年目を迎える。
 この行事をきっかけに1968年、近江八幡市と富士山の麓にある富士宮市が「夫婦都市」の友好関係が結ばれ、その絆を深める交流事業として一般市民から参加者を募って毎年、富士登山を実施。今年は37人が参加した。
 お水返しには7月26、27日の富士登山ツアーの参加者ら約30人が参加。山頂の浅間大社奥宮で採取した霊水「銀明水」約3リットルを2つの手桶に入れて持ち帰り、水ヶ浜の市神神社濱宮で全員無事帰郷できたことを報告する神事のあと、両市の友好関係発展を願い、湖面に突き出た岩場から白装束に身を包んだ田中好(よしみ)会長らが静かに注ぎ入れた。
 田中会長は「今年の登山は、雲海に影富士が見える絶好の条件に恵まれた。頂上はマイナス3度の寒さだったが御来光も拝めてよかった。下山後は夫婦都市50周年記念式典にも参加させてもらい、両市の友好関係が更に深まり、実り多いものになった」と話した。


関連記事

powered by weblio




同日のニュース