シニア海外ボランティア 吉井さんが帰国報告

■平成30年8月25日(土) 第18203号

=ドミニカ共和国へ2年半、 安全な野菜栽培の技術指導=

小西市長にドミニカでの活動成果を報告する吉井さん

 【近江八幡】カリブ海に浮かぶドミニカ共和国にシニア海外ボランティアとして派遣されていた近江八幡市安土町石寺の吉井博さん(64)が21日、市役所を訪れ、小西理市長に帰国報告を行った。
 農学博士でもある吉井さんは3年前、大手化学メーカーの研究員を定年退職後、長年携わってきた農作物の栽培技術と農薬の知識を発展途上国のために役立てればと、海外ボランティアに応募。2015年9月から2年6か月間、ドミニカ共和国の農牧林研究庁北部センターに派遣され、病害虫の調査と対策、正しい農薬知識の普及と安全な使い方などの指導に当たり、任期を終えた今年3月末に帰国した。
 吉井さんは活動の成果をまとめた報告書を見せながら、ドミニカで栽培されている野菜がヨーロッパに輸出されているが、病害虫や残留農薬の安全基準を満たされずに返品される量が多いため、農家に大きな損失を招いている問題の解決にむけ、現地の農業技術者と共に栽培野菜に応じた農薬と安全基準を守る研修会や病害虫の調査と防除の試験、残留農薬の分析技術の指導等に取り組んだ。また、栽培農家には、農薬の管理と安全で正しい使い方の指導、普及に力を注いだ。
 報告に耳を傾けた小西市長は「長い間、ご苦労様でした。有意義なプロジェクトに取り組まれ、成果をあげて来られたことに市民としても大変」りに思います」とねぎらった。
 吉井さんは「現地の人々は、親日的で協力しながら仕事に取り組むことが出来ました。また、楽しませていただいた。ドミニカは、経済発展がめざましく、街を走っている車の約6割、バイクでは8割ほどが日本車で、(工業製品を通して)日本のことはよく知られていました。ドミニカでの経験を今後に生かしていきたい」と話した。


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