東近江で死者1人、軽傷3人 猛威ふるった台風21号

■平成30年9月7日(金) 第18214号

=南花沢で倉庫倒壊、男性死亡 マーガレットステーション屋根飛ぶ=

倒壊した倉庫(南花沢町)

 【東近江】 非常に強い台風21号は4日、東近江市内で猛威をふるった。同市と東近江警察署によると、市内の被害(4日午後9時現在)は、死者1人、軽傷3人で、建物は少なくとも倒壊1棟、破損7棟。東近江大橋などで自動車横転が数件。停電は、五個荘などの4地区15町に広がった。
 同市永源寺高野町の特別養護老人ホームもみじでは、午後2時前、飛来物が大型の窓ガラスを直撃し、7枚破損した。被害が出たのは、2階のデイサービスのフロアのほか、1階のフロアとトイレ、倉庫。
 当日はデイサービスを休んでいたためけが人はなかった。中沼孝博施設長は「強風でこんなに被害が出るのは初めて」と、応急作業で疲労を隠せない様子だった。
 同市妹町のあいとうマーガレットステーションでは、午後2時から同3時までの間、主要施設の田園生活館の屋根瓦が相当数飛散した。さらに飛散した瓦で、施設の窓ガラス3枚が割れた。


マーガレットステーションでの復旧作業(妹町)

 翌日の5日、同ステーションでは、スタッフと同市職員の計25人が復旧作業に追われた。
 この日、営業したのは直売館のみで、ジェラートを販売するラプティ館、レストランやショップが入る田園生活館は臨時休業した。
 作業に追われていた大平健太郎館長は「できるだけ今週中には店を開けたい」と、汗をぬぐって前を見た。
 同市南花沢町では、午後3時12分ごろ、強風により電子部品製造会社の倉庫が倒壊し、社長の男性(71)が下敷きになって死亡したほか、従業員2人が頭や右手を切る軽傷を負った。従業員が敷地内で自家用車を移動させていたところ、倉庫が突然倒壊したという。亡くなった男性は倉庫の近くにいた。
 亡くなった男性は登山とスキーの愛好家で、関係者に頼りにされる存在だった。翌日、片づけに駆けつけた知人の男性は「倉庫内にロッククライミングの練習場をつくってくれたり、同好会の登山道具を保管してくれるなど、面倒見のよい人でした」と、故人をしのんだ。


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