平成20年11月6日(木)第15181号

◆全県◆
火薬庫の東近江市長選
政権交代か継続か---- ’08総選挙<8>
岩永引退で激震走る4区 <下>

◆全県◆
子どもの数
「理想は3人、現実は2人に」
=県が子育て県民意識調査を公表=


◆東近江・八日市◆
東近江市の姉妹都市
マーケット市訪問
=中学生親善大使を激励=


◆東近江・愛東◆
23日、琵琶湖一周のろし駅伝
北坂城址ハイキング参加募る
=戦国鍋の振る舞いも=


◆東近江・蒲生◆
本と人、人と人とが出会う!
「蒲生図書館」が開館
=児童書も充実=


◆東近江・蒲生◆
夢へ向かって 社会勉強
=朝桜中取材班が行く=


火薬庫の東近江市長選

政権交代か継続か---- ’08総選挙<8>
岩永引退で激震走る4区 <下>


◆全県◆

 解散が先送りになった次期衆院選。滋賀4区では、来年二月の東近江市長選が、「火薬庫」になっている。市長選では、中村功一市長(76)が今期限りで引退するため、無所属新人の西沢久夫(56)と無所属新人の小寺裕雄(48)の二人の元県議が立候補を表明している。そんな中、嘉田由紀子知事の政治団体「対話の会」が五日、西沢の推薦を発表した。         (文中敬称略)【石川政実】

 坪田五久男(49)の擁立を決めた共産党県委員会の奥谷和美委員長は「前回、4区における坪田の得票率は九%だったが、これは三百選挙区の中で、党では上から五十四番目にあたる。それだけに期待の選挙区だ。なにせ東近江市だけでも六人の市会議員がいるわけだから」という。この六人が市議会で大暴れした。

 先月二十九日に開かれた同市議会臨時議会で、役員改選が行われ、最大会派の東近江市民クラブと公明が推す「寺村茂和」が十四票、同市民クラブの小林、諏訪一男、前田清子ら三市議と共産、市政太陽、市長選では西沢を応援する民主系の“緑の市民クラブ”、無会派議員などが推す「小林優」が十九票を獲得。小林が議長に再選されたのだ。次の市長選、衆院選をにらみ、緑の市民クラブは、してやったりだ。

 ちなみに平成十七年二月の東近江市長選では、中村(当時=前八日市市長)が、西沢(前県議)をきん差で破り当選した。市長選では、市職員組合が中村に配慮したこともあり、連合滋賀はどちらにも推薦が出せず、各組織の判断に委ねた。その結果、民主・連合が割れて、しこりが残った。

 民主の山田実県議(東近江市選出)は「当初、総選挙を十一月三十日と想定して、市長選の西沢推薦問題はわざと後回しにしていた。しかし、衆院選が先送りとなったことで、市長選の調整を急がねば」と頭を抱える。

 一方、保守系の一部県議、市議らは先月中頃まで、“第三の候補”として、県幹部などの擁立に動いたが、いずれも実らなかった。

 連合滋賀の中村憲市会長は「仮に“第三の候補”が出て、民主・連合が相乗りした場合、西沢とは対立構造になる。先の甲賀市長選で惨敗したように、奥村が甲賀市で伸び悩み、さらに東近江市でも市長選のしこりで票を落とすことになれば大変」と懸念。

 また、民主の徳永久志参院議員は「東近江市出身の武村正義元財務大臣にも奥村の応援を仰ぎたい」と期待を寄せるが、西沢は武村の愛弟子だけに、対立関係になれば、それも微妙になる。ただ、「対話の会」が西沢を推薦したことで、県庁では嘉田知事の意向が示されて、“第三の候補”の芽がつまれたとの見方も。

 市長選と複雑に絡み合う次期衆院選。自民の山田尚夫県議(蒲生郡選出)は本紙取材に「岩永峯一の時代は終わった。一から裕貴の後援会づくりだ」と前を向いた。

(連載終わり)


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子どもの数

「理想は3人、現実は2人に」

=県が子育て県民意識調査を公表=


◆全県◆

 県はこのほど、子育てに関する県民意識調査結果を公表した。この調査は八月二十二日〜九月九日まで、県内在住の満二十歳以上の男女(外国人を含む)三千人を対象に、郵送法(無記名方式)で実施。有効回収率は、五七・一%。

 それによると、出生率の低下が進むことについて「大変深刻な問題」、「ある程度深刻な問題」と考えている人は合わせて八九・五%で、深刻、あるいは望ましくない理由としては、「高齢化が進み、若い人の負担が増加するから」が四二・九%で最も多く、次いで「社会全舷の活力が低下するから」が二五・五%となっている。

 理想の子ども数を配偶者がいる五十歳未満の既婚者に聞いたところ、理想の子ども数は「三人」が五五・六%で長も多く、次いで「二人」が三七・二%と続き、平均は二・六六人。

 また、実際に持つつもりの子ども数は「二人」が六一・七%で最も多く、次いで「三人」が一九・八%と続き、平均は二・〇八人で、理想の子ども数より〇・五八人少なくなっている。

 平成十六年度の県政世論調査では、理想の子ども数の平均は二・五五人、実際に持つつもりの子ども数の平均は二・〇八人で、その差は〇・四七人であった。今回調査では、実際に持つつもりの子ども数は当時と変わらないものの、理想の子ども数が増加しており、理想と現実の差が広がっている。

 理想の子ども数より実際に持つつもりの子ども数を少なく回答した人にその理由を聞いたところ、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」が五六・一%で最も多く、次いで「子どもがのびのび育つ社会環境ではないから」が一七・〇%となっている。

 子育てへの不安感を、〇歳から中学生までの子どもを持つ人に聞いたところ、「よくそう感じる」「少しそう感じる」と答えた人を合わせると、「育児の自信がなくなる」が四六・九%、「育児ストレスを感じることがある」が五三・八%、「子どもを虐待しているのではないかと感じることがある」が二一・三%となっている。


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東近江市の姉妹都市

マーケット市訪問

=中学生親善大使を激励=


▲中村市長から任命証を受け取る生徒ら
◆東近江・八日市◆

 東近江市の姉妹都市アメリカ・マーケット市を訪問する中学生親善大使を励ます壮行式が、このほど市役所東庁舎で行われ、中村功一市長から親善大使へ任命証が手渡された。

 一行は市内七中学校から公募で選ばれた生徒十人(男子一人、女子九人)で、市職員と教諭三人に引率されて、きょう六日に出発し、現地では民泊や学校通学を通して交流を深め、十五日に帰国する。

 この中で中村功一市長は「東近江市になってマーケット市に中学生を派遣するのは初めてなので、みなさんの交流は今後の礎になる。自分たちの街のこと、滋賀県、日本のことを誇りを持って紹介し、交流を深めて下さい」と激励した。

 これに対して大野瑞季さん(聖徳二年)は団員を代表して「アメリカへ行くという初めての体験を前に緊張していますが、現地の人との交流やホストファミリーの方々と過ごしていく中でできるだけ多くの発見ができるよう心掛けたい」と決意を誓った。

 なお、中学生大使は次のみなさん。

 ▽石黒翔子(聖徳3)▽大野瑞季(同2)▽畑乃里子(同3)▽図師美緒(永源寺3)▽久田あずさ(同2)▽中村澪奈(五個荘1)▽西河恵理子(湖東3)▽山本怜(能登川1)▽西澤光(朝桜2)▽加地彩花(滋賀学園3)


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23日、琵琶湖一周のろし駅伝

北坂城址ハイキング参加募る

=戦国鍋の振る舞いも=



◆東近江・愛東◆

 北坂町のろし駅伝実行委員会は、二十三日の琵琶湖一周のろし駅伝同時開催イベントとして、同町の通称「城山」にある北坂本城跡を目指す「紅葉と歴史ロマン探究ハイキング」の参加者を募集している。

 琵琶湖一周のろし駅伝は、三雲城址(湖南市)を振り出しに県内各地に点在する中世山城をのろしでつなぐもので、北坂本城跡はリレーの中継地点になっている。

 ハイキングは、北坂運動広場を午前九時に出発して、中世の大名・佐々木六角方の武士、井関氏が代々守った北坂本城址(標高五百十メートル)まで登る。湖東平野が一望できる城跡では、東近江市史編さん室職員の解説を聴き、郷土史への理解を深める。

 下山後は、北坂運動広場で催されている農業感謝祭に参加し、戦国鍋食べ放題(無料)や北坂五穀豊穣感謝太鼓の演奏などが楽しめる。

 申し込みは十日までに吉岡源左衛門宅の実行委員会(0749―46―8034)へ。


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本と人、人と人とが出会う!

「蒲生図書館」が開館

=児童書も充実=


▲開館を祝ってくす玉割り(東近江市立蒲生図書館で)
◆東近江・蒲生◆

 本と人、人と人とが出会い、触れ合う場に―。東近江市市子川原町にある蒲生支所一階に一日、市内七番目となる「東近江市立蒲生図書館」(巽照子館長)が開館した。

 旧蒲生町時代から待ち望まれていた蒲生図書館。早期整備や既存施設の有効活用、八日市西部地区住民の利用などの観点から、支所一階部分(約八百平方メートル)を蔵書収容力五万五千冊の図書館に改修した。総事業費は約一億九千万円。

 あかね児童合唱団の歌声で幕を開けた式典には、関係者約八十人が出席。中村功一市長が「市民と響き合い、育ち合う図書館が、人の出会いの生まれる場になることを願っている」と式辞を述べた。

 続いて、生涯学習やまちづくりの拠点施設に発展するよう、蒲生地区まちづくり協議会手作りのくす玉を割り、完成を祝った。

▲市民有志手作りの貸出用図書館バッグ(約300枚用意)
 明るい陽光が差し込む開放的な空間設計に、開館と同時に訪れた親子や高齢者らは「きれいやな」と言いながら、早速、座り心地のいいソファや窓際の席で読書の秋を満喫していた。

 図書室と比べて児童書(一万二千冊)も大幅に増え、娘の遥菜ちゃん(6)・萌花ちゃん(4)・菜緒ちゃん(2)と訪れた酒井敦子さん(37)=同市鋳物師町=は、「(新しい図書館は)広くて、今までより絵本も多いのでうれしい」と、裸足で寝転べるおはなしコーナーで子どもたちに絵本を読み聞かせていた。

 巽館長は「一冊の本の中にも多くの出会いがある。(図書館が)人とのいい出会いの場となり、市民主導のまちづくりが誕生する情報発信基地になれば」と語り、蒲生地区とゆかりの深い韓国の文化などの情報発信にも力を入れるという。

 開館時間は、午前十時から午後六時まで。月曜・火曜・国民の祝日は休館。詳しくは、蒲生図書館(0748―55―5701)へ。


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夢へ向かって 社会勉強

=朝桜中取材班が行く=


◆東近江・蒲生◆

 社会に出て働くことの意義や喜びを学び、人間性を磨く「職場体験学習」。滋賀報知新聞社へ職場体験(先月二十七〜三十一日の五日間)にやって来た東近江市立朝桜中学校二年生の三人が、同じように各事業所や公共施設で職場体験している仲間たちを取材した。 

 取材班(西田雄亮・横田将太・谷野雄祐)

▲文化祭の看板を作る生徒たち(蒲生公民館で、横田撮影)
●文化祭の準備中

 僕たち取材班は、朝桜中学校の生徒が仕事を体験している職場の中から、取材先をピックアップ。
 取材に行った先月二十八日、蒲生公民館では、生徒たちが文化祭の準備を手伝っていた。
 担当の大橋明美さんは、生徒たちの印象を「口も手も元気いっぱい」と話し、館内で作業を黙々とこなす生徒の姿が印象的だった。
 この体験を通じて「高齢者や障害者などが訪れる文化祭の準備をしてもらうことで、その責任の重さを感じてほしい」と、大橋さんは話していた。
(西田)

●生徒たちの思い

 職場体験に来ていた安田晴菜さんと里岡優茄さん、松山佑紀さん、小林慧さん、高木ちひろさんの五人に、インタビューした。
 生徒たちが担当していたのは、一日から始まった「蒲生地区文化祭」の準備。文化祭で抽選会用のチケットが約千枚必要であり、それを五人で一生懸命手作りしていた。
 指導担当の元気な大橋さんの影響で、仕事場はほのぼのとした雰囲気が漂い、みんな黙々と仕事を進めていた。
 生徒への「この体験で学びたいことは」との質問で、特に多かった答えは「仕事の楽しさを学びたい」だった。
 僕の目には、本当に仕事を楽しんでいるように映った。  (谷野)

▲生徒と高岡さん(右)にインタビューする取材班(宮川自工で、横田撮影)
●社会人になる君へ

 もう一つピックアップしたのは、車の販売や修理をしている「宮川自工」。
 取材をした先月二十九日は、生徒たちが車に関する税について学びながら、清掃作業やエンジンの解体、書類整理などの仕事をしていた。
 蒲生商工会会長の顔も持つ社長の高岡武志さんは、生徒たちの印象を「(去年と比べて)声が小さい」と指摘。また、この機会を通じて「どのようなことを学んでほしいか」と尋ねたら、「人間として大切なことを学んでほしい」と話していた。
 高岡さんの話から、教育・社会・道徳・納税など社会人としての義務や基礎知識を身に付けておくことが重要であり、さらにそれらについて学んでいこうとする姿勢の必要性を教わった。   (西田)

●職場での楽しみ

 宮川自工では、村田大典さんと佐川友章さん、高岡柊平さん、古守翔雅さん、竹井勇輝さんの五人が働いていた。
 この会社を選んだ理由はさまざまだったが、「将来就きたい仕事に似ている」や「車
▲写真を選ぶ3人(滋賀報知新聞社で)
が好き」という答えもあった。
 職場は笑いが絶えず、生徒もしっかりと仕事をし、担当の高岡さんが生徒をコントロールする手腕に驚いた。
 初めの頃は「(仕事が)難しい」と思っていた人も多かったが、徐々に楽しくなってきたという。しかし、力仕事や体を動かす作業が多く、楽しくても、さすがに疲れるようだった。
 今回の体験で学びたいことを聞いたら、「車について学びたい」や公民館と同じように「仕事の大変さ」という生徒が大半を占めた。(谷野)

●僕たちの新聞

 午前九時、近江鉄道桜川駅から自転車に乗って、僕たちは約二十分かけて出勤。滋賀報知新聞の腕章を付け、メモ用紙とえんぴつを持って取材へと向かった。
 西田君と谷野君はインタビュー役、僕はカメラマン役。写真撮影をする上で、いろいろな角度で撮ったり、話している人の表情が映るよう気を配った。
 角度を気を付けるのがとても難しかったが、想像していたよりもカメラマンをするのが楽しかった。学校よりも時間が早く過ぎ、新聞を販売店へ運ぶのもけっこう面白かった。
 新聞作りの中で、一番、記事を書くのに苦労した。     (横田)

 


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