平成20年11月11日(火)第15185号

◆全県◆
違反広告物に警告ステッカー
=県がアクションプランを策定=

◆全県◆
安土の竹田さんに功労賞
第33回滋賀県文化賞
県内外での文化財保護に貢献
=ヨシ文化継承や琵琶湖環境で=


◆湖東・彦根市◆
日本の家電リサイクルで
カンボジアの子どもを救う
稲枝地区から新たな支援活動
=カンボジアこどもの家の栗本さん=


◆東近江・八日市◆
ナースからの愛の歌
寺嶋瞳コンサート
=14日・太子ホール=


◆東近江・蒲生◆
今昔の職人技が融合
梵釈寺の「石造宝篋印塔」
680年前の姿に
=ボランティアで復元=


◆東近江・竜王◆
健やかな成長を願って40年
=竜王町青少年育成町民会議=


違反広告物に警告ステッカー

=県がアクションプランを策定=


◆全県◆

 県はこのほど、美しい湖国の風景づくりを進めるため、違反広告物に対する方針を定めた「違反広告物是正アクションプラン」を策定した。琵琶湖周辺にある違反広告物を、今年度はとりあえず一〇%削減、平成二十三年度には半減を目指す内容になっている。

 県が琵琶湖周辺の広告物の実態を調査したところ、違反広告物が八割近くあったことなどが、今回のアクションプラン策定の背景になっている。

 アクションプランの内容は(1)違反広告物の是正=広告主や屋外広告業者に対する是正指導、違反が多い業界団体への是正要請、警告ステッカー(図)の貼付、広告主の氏名等の公表(2)屋外広告業登録制度に基づく監督=未登録業者への是正指導、登録業者に対する営業停止、登録取消、他府県市との連携(3)権限移譲先市町との連携(4)多様な主体との協働=「簡易除却推進員制度」の活用、電柱管理者への協力要請――などとなっている。


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安土の竹田さんに功労賞

第33回滋賀県文化賞
県内外での文化財保護に貢献
=ヨシ文化継承や琵琶湖環境で=


▲竹田勝博さん
◆全県◆

 県の文化高揚に貢献した人や団体の功績をたたえる「第三十三回滋賀県文化賞」の表彰式がこのほど県公館で行われ、六人二団体が表彰を受けた。東近江地域からは、安土町の竹田勝博さん(65)が文化功労賞を受賞した。

 賞は、文化賞、文化功労賞、文化奨励賞に別れ、芸術文化、郷土文化、その他の三つの部門がある。表彰が始まった昭和五十一年度から昨年度までに文化賞八十二人など、個人と団体二百十七件が受賞している。

 竹田さんは、家業のヨシ業を継ぎ、県内の文化財建造物や民家などヨシ葺屋根事業に従事し、文化財保護に貢献していることから、郷土文化(文化財)部門での受賞。これまでに、重要文化財旧宮地家住宅など十棟以上の大規模な屋根の葺き替えを行うなど、県内外で多くの文化財修復に携わった。第六回世界湖沼会議(平成七年 茨城県)プレ会議での事例発表「西ノ湖とヨシ」や、フランスでも日本茶室の屋根を葺くなど、ヨシ文化継承と商品開発、琵琶湖の環境保全などに積極的に、幅広く取り組んでいる。

 受賞は次の通り。敬称略。

【文化賞】芸術文化(美術史) 石丸正運(大津市)▽学術 高谷好一(守山市)

【文化功労賞】郷土文化(文化財) 竹田勝博(安土町)▽芸術文化(文芸) 武部治代(大津市)▽郷土文化(郷土史) 宮部史談会(虎姫町)

【文化奨励賞】芸術文化(美術) 青木拳(甲賀市)▽芸術文化(陶芸) 澤田真一(草津市)▽芸術文化(演劇) 草の根劇場劇団「かいつぶり」(草津市)


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日本の家電リサイクルで

カンボジアの子どもを救う

稲枝地区から新たな支援活動
=カンボジアこどもの家の栗本さん=


▲支援を続けているカンボジアの子供たちと栗本さん
◆湖東・彦根市◆

 何の罪もない子どもたちが大人たちに売られていく悲惨なカンボジア社会の歪みを訴え、一人でも多くの子どもたちが大人社会の闇の犠牲にならないよう現地で支援を続けていた近江八幡市出身の栗本英世さん(57)が、このほど彦根市田原町に住居を移して日本からできる支援活動をスタートした。

 栗本さんは、近江八幡市立西中学校卒業後、上京。働きながら勉学をめざしたが、学生運動最中で、その機会を失い、海外に出た。

 一九七四年に台湾の大学を卒業後、神学校に進み、キリスト教宣教師となってアジア各国を巡る中で、識字教育の大切さを痛感。八六年からタイに入り、教育支援NGOを設立して子どもたちの支援活動を開始した。

 九六年からはカンボジアに移り、東北部の農村地で孤児を預かる「カンボジアこどもの家」を設立し、貧困で生活苦の子どもたちの世話をしながら教育支援を続けてきた。

 三年後には、タイとの国境の町ポイペットに近い農村に初めて「寺小屋」を建設。貧困や身よりのない子どもたちのための学校を開設し、現地人の指導者の育成にも力を入れた。それから十年が経ち、八千人の子どもたちが卒業した。

 長年の支援活動が、日本でも知られるようになり、たびだび帰国して大学や全国各地で講演し、日本からできる支援を求めてきた。旧八日市市民大学や市内の学校での講演にも足を運んでいる。現在は、神戸学院大学客員教授、福岡医療大学通信教授、花園大学講師を務める。

 ○五年には、日本での滞在を増やし彦根市にNPO法人・NGOモニティを設立したが、まもなくして病に倒れ、活動の一時休止に追い込まれた。

 治療の結果、最近になって病の進行が止まり、元気を取り戻したが、以前のように頻繁にカンボジアに帰ることにドクターストップがかかった。

 このため、日本に居ながらできる支援を模索しているなかで、まだまだ使えるのに廃棄される家電品に着目。使えるものをカンボジアに送るリサイクル活動を始めた。

 また、引っ越しの手伝いや掃除、買い物、草刈り、倉庫の整理などの作業(一時間二千円)も請負い、それで得た収入を家電品の輸送料に充てている。

 回収している家電品は、テレビ、給湯器(ガス、灯油、電気)、パソコンなどのほか、ミシン、編み機、バイクなど。ただし、冷蔵庫、テレビ等リサイクル法の対象製品は有料の引き取りとなる(小型二千円、中型三千円、大型五千円)。

 不用家電品の提供や作業の申込みは、カンボジアこどもの家リサイクルセンター代表・栗本英世さん(携帯・080―3110―7745、自宅・0749―43―7756)へ。


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ナースからの愛の歌

寺嶋瞳コンサート

=14日・太子ホール=

▲寺嶋瞳さん

◆東近江・八日市◆

 東京の病院で看護師として働く寺嶋瞳さんのライブコンサート「八日市に癒しの天使が舞い降りた」(主催・八日市を元気にする会、後援・滋賀報知新聞社)が十四日午後七時から金屋大通りの太子ホールで開かれる。入場無料。

 寺嶋さんは、八年前の十八歳でバンドを結成。翌年新宿レゲエクラブのライブを皮切りに他バンドのヴォーカルとしても活動し、自身の曲が、来年四月公開予定の映画「余命」の主題歌にノミネートされるなど頭角を現してきた。

 現在は、メディカルシンガーソングライターとして「音楽と医療のイリューション」をめざしたステージに力を入れている。


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今昔の職人技が融合

梵釈寺の「石造宝篋印塔」

680年前の姿に
=ボランティアで復元=


▲慎重に塔を組み立てる県石材組合連合会青年部員(東近江市蒲生岡本町の梵釈寺境内で)
◆東近江・蒲生◆

 東近江市蒲生岡本町にある梵釈寺(熊倉実栄住職)の「石造宝篋印塔(せきぞうほうきょういんとう)」が五日、石材職人や研究者、地元住民らの熱意によって六百八十年前の姿を取り戻した。

●鎌倉時代に建立


 梵釈寺の石塔宝篋印塔は、鎌倉時代末の建立を示す「嘉暦三年(一三二八年)」の刻銘があり、昭和八年に国の重要美術品建造物に指定された。

 塔身の四面に金剛界四仏の梵字が刻まれ、基礎部分の格狭間には三茎蓮・散蓮・近江式装飾文と呼ばれる孔雀の文様が半肉彫りで表されている。

●相輪見つかる!


 重要文化財級の価値があるものの、先端部分の“相輪(そうりん)”が紛失していた。紛失経緯について、廃仏棄釈(はいぶつきしゃく=明治新政府が神道による国家統一を目指し、神仏習合から仏教の分離を図ろうとして起こった仏具類の破壊運動など)の影響や現在地へ寺を移転する際に河川を利用して宝篋印塔を運び落としたのはではないかなど、さまざまな憶測が飛び交う。

 平成十五年、蒲生岡本町のまちづくりを担う岡本夢プラン委員会は、地元住民に対して相輪の紛失事実を伝えた。それを聞いた同町の図司安博さんが、梵釈寺の南西約四百五十メートルの排水路の段差部分に、十年以上前のほ場整備後から置き去りになっている石の存在を報告し、相輪の発見につながった。

●ボランティアの力


 本来の姿に戻したいという地元住民の思いに突き動かされ、県石材組合連合会青年部の部員十九人が、復元作業にボランティアとして自らの技量・知識を提供。

▲発見現場を指差しながら「橋の欄干にあしらう石だと思っていた」と振り返る図司さん(蒲生岡本町の排水路で)
 同青年部の岸田学部長は「石材業を営む者として、修復に携われるのはありがたい。材質の固い日野町蔵王産の米石(こめいし)が使われているため、加工跡が鮮明で巧みの技が感じられて非常におもしろい」と語り、地盤の突き固めから基壇欠損部分の補修、塔を組み立てる作業までを担った。

●先人の技 鮮明


 東近江市教育委員会文化財課の森容子副参事によると、九月二十四日に塔を一旦解体して学術調査を行った結果、地中に埋没していた基壇部分から中世の技術を顕著に表す「矢穴(やあな=大きな石を割るために開けられた四角い穴を指す)」が見つかり、「工業・産業技術史にも新たな資料」が追加できるほどの成果を得たという。

 午後三時過ぎ、同組合員が慎重に相輪を差し込み、高さ約二・四メートルの宝篋印塔が組み上がると、作業を見守っていた地元住民ら約四十人が「おー」と歓声をあげた。

●地域の宝を守る


 岡本夢プラン委員会事務局の岡田文伸さんは「石に詳しい池本良一さんをはじめ、さまざまな方の協力があり修復までこぎ着け、先人たちの思いに報いることができてうれしい。地域を愛することは地域の宝を守ることにもつながる」と語り、熊倉住職も「梵釈寺と多くの人の縁がつながった。自然体のまま塔とともに暮らし、みなさんに見ていただくことが大事だと思っている」と話していた。

 今後、市教育委員会は、これからの文化財保護に役立つよう修理工事記録などを作成する予定。


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健やかな成長を願って40年

=竜王町青少年育成町民会議=


▲功労者への感謝状授与(竜王町公民館大ホールで)
◆東近江・竜王◆

 あいさつ運動やお年玉高額自粛運動(平成四年から十年間)、落書き消しといった有害環境浄化運動、少年の主張大会開催、青少年活動支援事業―。学校・家庭と手を取り合いながら青少年の健やかな成長を願い地域の教育力を高めてきた竜王町青少年育成町民会議(竹井信好会長)がこのほど、「発足四十年記念大会」を町公民館大ホールで開き、地元住民ら約二百五十人が出席した。

 昭和四十四年発足から四十年の節目を祝う記念式典のオープニングを飾ったのは、母への感謝の気持ちを込めたオリジナル曲や童謡などを美しい歌声とハープ・ピアノの音色で披露した「アンサンブルMUSE」。

 竹井会長は、童謡に込められた家族を思いやる気持ちこそが青少年健全育成の原点であることを強調し、「各種団体や関係機関との密接な連携のもと、子どもたちの潜在能力や才能を伸ばすため『誉めること、大いに体験できる機会を与えること、耐えること』をキーワードに、青少年の健全育成に全力を挙げていく」と式辞を述べた。

 青少年の健全育成に尽力した個人・団体に感謝状が贈られた後、地域ぐるみで青少年にふさわしい環境づくりを推進することや家族の絆を強めて豊かな心を育むために大人が良き手本となるよう努力することなどを盛り込んだ大会宣言が読み上げられた。

 続く第二部では、わんぱく交竜塾和太鼓塾と徒然塾江州龍王太鼓ジュニア、竜王町公民館吹奏楽教室の子どもたちが、元気いっぱいのステージを繰り広げた。

 なお、感謝状が贈られたのは次のみなさん(敬称略)。

 徳井新造(岡屋)若井治三郎(川守)藤本秀曉(橋本)山中修(川上)中村清治(林)村田嘉竹(林)山口吉男(甲賀市)村井耕一(西出)岡山富男(美松台)山口節子(甲賀市)圖司増行(鵜川)圖司清沢(鵜川)西村利継(綾戸)青木進(山中)鳥居吉昭(松が丘)小林文雄(美松台)日高孝一(美松台)西村正(美松台)西村たづ子(鵜川)飯村悟(安土町)甲津俊子(川上)西村佳子(美松台)乕若美子(美松台)大林道雄(須恵)澤井正男(綾戸)伴俊和(鏡)竜王ライオンズクラブ

 


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