滋賀報知新聞(ニュース)平成12年1月6日()第12104号

“不況の雲”破り天まで届け、昇り竜!

辰年生まれの社長 県内に641人

うち女性社長は26人に

=帝国データバンク調べ =

(全 県)
 今年の干支(えと)は「辰(たつ)」。この辰年生まれの「年男」「年女」社長は、県内で六百四十一人(うち女社長は二十六人=構成比四・一%)にのぼることが民間調査機関の帝国データバンク京都支店の調べでわかった。今年は、企業経営者にとって、国際会計基準の導入、ベンチャー気運の高まり、金融業界の再編や情報革命など、変革の嵐が待ち受けている。西暦二○○○年のミレニアムに干支を迎える辰年社長には、昇り竜になって、長引く不況の雲を打ち破ってもらいたいものだ。

世代構成

県内で8・7%占める
 辰年生まれの「年男」「年女」社長は、六百四十一人で、県内の社長総数に占める比率は八・七%。うち昨年中に、新たに社長の座についのは十九人で、社長交代率(就任率)は三・〇%で、全国平均の四・四%と比べると、やや低くなっている。

平均年齢は57歳7か月
 世代別構成の内訳は、明治生まれ二人(構成比〇・三%)、大正生まれ五人(〇・八%)、昭和生まれ六百三十四人(九八・九%)で、平均年齢は五十七歳七か月。大半が昭和生まれで、なかでも昭和十五年生まれが四三・八%にのぼったほか、戦後生まれは三二・九%を占めた。最年少は二十三歳五か月、最年長は九十五歳十か月。昭和五十一年生まれで今年二十四歳を迎える最も若い世代の社長は、県内では一人にとどまった。
 また干支社長のうち、女性社長は二十六人で、平均年齢は六十歳九か月。最年少は四十七歳二か月、最年長は七十一歳十か月となっている。

プロフィール

同志社大学がトップ
 辰年生まれの社長の大学卒業率は二〇・九%(百三十四人)で、出身大学別では同志社大学をトップに、二位立命館大学、三位近畿大学、四位大阪経済大学、五位京都産業大学、六位大阪工業大学、七位追手門学院大学、八位滋賀大学、九位京都工芸繊維大学、十位慶應義塾大学の順。
 出身地別に見ると、滋賀県出身が七四・一%とトップで全体の四分の三を占めている。以下、二位京都府、三位大阪府、四位愛知県、五位兵庫県となっている。
 また業種別では「建築工事」三十六人が最多となり、「土木工事」三十三人、「家庭電気機具小売」三十二人、「自動車小売り」二十一人と続いている。

売上高ランキング

明治・大正生まれが姿消す
 辰年生まれの社長を擁する企業の売上高ランキングでは、一位は(株) 桑原組の桑原武彦氏(昭和十五年五月二十日生まれ)。二位は(株)イチバン・コーポレーションの石原幸子氏(昭和三年十二月二十三日)、三位は(株)秋村組の秋村田津夫氏(昭和十五年十二月八日)。
 上位十社中では明治・大正生まれが姿を消し、すべて昭和生まれとなった。反面、戦後生まれは見られず、中堅以上の企業ではまだまだ戦前派が社長としてがんばっている。


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多彩なイベントに得々チケット

滋賀デスティネーション

=キャンペーン3月末まで=

(全 県)
 県は一月から三月までの三か月間、JRグループと共同で『いち、にの、さん、滋賀』をキャッチフレーズに「滋賀デスティネーションキャンペーン」を展開し、イベントガイドブック(A4判、三十八ページ)七万部を全国JR主要駅や旅行エージェント、県内観光施設・案内所などで配布している。  

 滋賀県の恵まれた自然環境や歴史文化に育まれた観光資源の魅力を、オープニングイベントやメインイベントなどを通して紹介していこうというもので、iモードによる情報提供も実施してより多くの誘客を図っていく。

 メインイベントは近江八景成立五〇〇年を記念してのウインタークルーズやスタンプラリー、期間限定バスツアーなど。専用ガイドブックには県内各地域のイベントや祭りを数多く掲載し、県内各スキー場や施設で利用できる「得々チケット」も付いている。
 iモードによる情報提供は、http://www.kankou-shiga.or.jp/dc/i


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口コミで広がる福祉の心

さつきの「熟成生うどん」誕生
自主製品づくりで能力増長

=無添加で安心、市場を目指す=


製麺に取り組むさつきの仲間たち

(湖南・甲西町)
 甲西町を中心に口コミで広がっている「さつきの熟成生うどん」。同町大池にあるさつき作業所(伊地智藤太郎理事長・田淵隆所長)の自主製品で、一晩寝かせた無添加の讃岐うどんだ。

 三カ月前に登場したばかりの新商品だが、本場に負けない“味とコシ”の良さで話題になっている。そこで、製麺づくりに取り組むさつき作業所を訪ねてみた。(山田香織記者)

 ドン、ドン―、玄関を開けると生地を打つ音が響いてくる。小麦粉が飛び散る作業場には、粉と塩水量を測る器材や、讃岐うどんの本場・香川県から届いた機械が並んでいる。
 この日、力強くこねている仲間たちは四人で、団子状にした生地をトレーに乗せていく。その傍らには「この仕事を始めてから、福祉用語で言う“見通し”が出来るようになったんです」と微笑む指導員の三日月雄介さんがいる。

 知的障害を持った彼女たちには「次はこうなるから、こうしよう」という時間的経過の判断が難しいと言われている。しかし、今では次の行程を自ら判断し、行動に移せるようになったという。それは、二日目に取り組む麺のカットや袋詰などでも伺うことが出来きた。みな「楽しい」と満足そうだ。

 製麺を始めた理由について、同作業所の丸柱充さんは「創る喜びを感じてもらうには自主製品づくりが一番」と話す一方、「給料安定も挙げられるが、あと五年、十年後に必要となるグループホーム建設のためにも、この商品を市場に出していきたい」と希望を託す。

地域に根ざして地元企業も参入

 現在は、同作業所内での給食メニューになっているほか、教育機関や福祉関係施設、地元企業などへも販売している。昨年に開かれた町産業フェアーや文化祭でも人気があり、多い月で約千五百個(二人前240グラム)を販売。チラシによる購入はその内五百七十個にもなる。

 価格は「生めん」が百三十円、「ゆでめん」が六十五円と少々割高だが、付加価値の高い自主製品は地域住民の理解が不可欠だ。同作業所では「地域の理解が何よりも嬉しい。将来的にはスーパーなどの店頭販売も行いたい」と話している。 
 障害者と健常者が共に暮らせるノーマライゼーションを目指して、福祉の流れは地域づくりへと大きく変わっている。厳しい経営から模索した「製麺」という新たな道―、戸口をたたくことから始まった運動は、地域全体へと広がっている。

◇◇◇ メ モ ◇◇◇
 町花(さつき)を名にする同作業所は、県内では珍しく町社協が設置主体となっている。開所は平成元年四月で無認可の共同作業所としてスタート。工業団地内の利点を活かした運営を行ってきたが、長引く不況で受注が減少。財政基盤の確立を目指して法人化への運動を展開し、一昨年十二月に「知的障害者授産施設・社会福祉法人さつき会さつき作業所」として認定された。


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第38回八日市市元旦健康マラソン

ミレニアムの走り初め

=小学生から77歳まで970人が力走=


元気よくスタートする市民ランナー
八日市市立布引運動公園体育館前

(湖東・八日市市)
 西暦二○○○年のミレニアムの記念すべき年明けを飾る新春恒例の八日市市元旦健康マラソン大会(市、市体協、市教委主催)が一日に開かれ、参加した市民ランナーが元気いっぱい新年のスタートを切った。

 三十八回を数える伝統の大会には、市内はもとより、北は東京都から南は福岡県まで、小学一年生のファミリージョガーも七十七歳のベテランランナーも、全国都道府県対抗女子駅伝滋賀県代表の河合智子選手ら招待のトップランナー十四人を含む九百七十人(昨年九百三十六人)が参加。

 市立布引運動公園体育館前を発着点とする周回コースを使って、午前十時の十キロコースを皮切りに、二・六キロコース、五キロコースの性別、年齢別十三部門が順次スタート。それぞれのランナーは新年を祝うにふさわしく、さわやかに蒲生野を駆け抜けて走り初めを行った。

 また、会場ではぜんざいの無料サービスやおたのしみ抽選会なども行われ、競技を終えたランナーたちの疲れをほぐすとともに、それぞれの健闘をたたえた。順位なしのジョギングの部以外の各部門上位の成績は次の通り。カッコ内は所属。敬称略。

一般男子40歳以上10キロ】(1)水木克尚(中牧RC)32分44秒(2)福島寿夫(3)山田滋
同39歳以下10キロ】(1)石山典正(ナショナル住宅)31分30秒A小林太(3)吉居克広
高校男子10キロ】(1)山本寛行(比叡山陸上)32分39秒(2)小澤尚志(3)荒川哲史
一般男子40歳以上5キロ】(1)西尾義彦17分16秒(2)中尾雄一B(3)黒宮章
同39歳以下5キロ】(1)飯田茂(京セラ滋賀)16分11秒(2)池畑宏行(3)小澤孝幸
一般女子40歳以上5キロ】(1)中川真弓20分35秒(2)小嶋祐子(3)山崎ひろ美
同39歳以下5キロ】(1)松岡愛佳(薫英短大)18分57秒(2)安原かおり(3)伊藤瑠光子
高校女子5キロ】(1)藤井里沙(比叡山)18分23秒(2)松崎泰恵(3)鈴木照美
中学男子5キロ】(1)中辻雅之(水口)16分31秒(2)安食芳仁(3)福永貴之
同女子5キロ】(1)長屋晃子(能登川)19分11秒(2)清水公美子(3)上田侑紀
小学男子2.6キロ】(1)山本啓八(ゴーゴークラブ)9分11秒(2)谷口祐喜(3)奥井陽祐
同女子2.6キロ】(1)位田瞳(玉緒)9分57秒(2)橋口恭子(3)岩坪友佳里


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近江日野商人館で開催中

迎春展「日野の龍」

高田敬輔の天井画、曳山の前幕


高田敬輔が描いた雲龍、信楽院の天井画

(湖東・日野町)
 近江日野商人館(日野町大窪)は、五日から辰年・迎春展「日野の龍」を開いている。三十日まで。
 十二支の中でただ一つ実在しない想像上の動物である龍は、仏法を守るとともに水と天にかかわりのある霊獣として、人々の信仰の対象になってきた。

 同展では、日野町内の“龍”を取り上げ、社寺に残る天井画や彫刻、曳山の前幕など約百五十点を紹介する。
 同町出身の江戸時代中期の画家、高田敬輔(一六七四年〜一七五五年)は七十四歳の時、信楽院(同町村井)に豪快な龍の天井画を制作している。
 墨一色で描かれた天井画には、雷を鳴りとどろかして荒れ狂う「雲龍」のほか、「いだ天」、「八大竜王」、「天女」が乱舞し、仏教の思想を表現している。

 日野商人の財力を今に伝える日野祭では、仕出町の曳山の前幕に龍が登場する。極彩色のラシャで織った前幕は、同町の豪商である山中家が文政十二年(一八二九年)に寄進したもの。現在の技術で新調すれば、三千万円を下らないとされる。
 正野雄三館長は、「龍を題材にした文化遺産を通して、ふるさとの文化、歴史を見直す機会になれば」と話している。
 入場は大人三百円、子ども百二十円、団体(三十人以上)二百五十円。毎週月、金曜は休館。


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