滋賀報知新聞(ニュース)平成12年1月19日()第12119号

基本構想に市民提案を反映

26日まで意見など受け付ける
八日市市新総合計画に生かす

=30日の市民フォーラムで討議=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、三十日に「市民フォーラム」を駅前アピア四階のアピアホールで開催し、市民から寄せられた意見や提言を参考にして、将来のまちづくりについて話し合うことにした。

 同市では現在、新総合計画の策定作業を進め、柱となる基本構想の素案がまとまったとして、その概要を広く一般市民に提示し、八日市をどのように活性化させ、住み続けたくなる希望のあるまちにしていくのかを、市民とともにフォーラムで考える。
 市の将来のまちづくりの指針となる総合計画は、約十年後の市の将来像を示し、それを達成するために必要な施策の体系や進め方について基本的な考え方をまとめた「基本構想」、必要な施策を体系的に整理した「基本計画」、具体的な事業の「実施計画」の三本柱で構成されている。

 今回の基本構想の目標年度を平成二十二年に設定し、基本計画の目標を十七年に置いた。市民と行政が良きパートナーとなって、協働しながら事業や諸活動に取り組み、まちづくりを推進していくことを柱とした。
 午後一時からのフォーラムでは、鳥越皓之・筑波大教授が「市民活動がまちを変える=市民と行政のパートナーシップ=」をテーマとした基調講演と、新総合計画基本構想案に対する市民からの意見、提言を盛り込んだパネルディスカッションをする。

 テーマ「共に考えよう2010年の八日市市」について、織田直文まちづくり懇話会長をコーディネーターに、喜多良道(喜多酒造社長)、久保宏子(CAP「児童虐待防止」家庭相談員)、雲川弘子(しみんふくしの家八日市副理事長)、小林圭介(総合計画審議会長)の四氏が意見を交わす。

 フォーラムでまとめられた意見などを参考に市総合計画審議会は、来月中にも基本構想をまとめ中村功一市長に答申し、三月定例議会で議決を得たいとしている。
 構想案の概要は、企画課(TEL24―5610)ほかインターネット同市ホームページ(http://www.bcap.co.jp/yokaichi)で入手でき、意見などについては二十六日までFAX(24―1457)かEメール(yokaichi@po.bcap.co.jp)で受け付ける。

新総合計画基本構想案概要

【重要課題】生涯安心して暮らせる地域社会づくり▽風格ある個性が光る都市づくり▽市民・企業・行政が力を合わせた活力づくり▽地球時代をたくましく生き抜く人づくり▽持続可能な発展ができる資源循環型社会づくり▽市民・企業・行政のパートナーシップとネットワークの形成▽地方分権の進展と経済の低成長時代における健全で独創的な自治体経営▽他市町との連携による広域的な地域づくり

【都市像】みんなの力で築く元気なまち ・・「やさしさ」と「たくましさ」あふれる緑園文化都市

【目標】人と人が支え合う、温かい人間福祉が育つまち▽花と緑を愛し、心地よい環境創造が進むまち▽自立した市民による、豊かな市民文化が育つまち▽活力と魅力にあふれる、力強い地域経済が育つまち▽安全で利便性の高い、個性ある都市基盤が整うまち

【推進方策】広報広聴機能の充実と情報公開を徹底し、市民からの事業提案の受け入れ▽組織の効率化や職員の能力向上を図り、健全な自治体運営に向けた市民参加による評価システムの導入▽広域的な行政需要や共通課題について、東近江地域だけでなく県や全国、世界とのネットワーク化


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チェロをバックにユニーク朗読会

宮沢賢治の世界を体感

=展示にちなみ猫又さんが企画・能登川町立博物館=


猫又さんのユニークな演出により行われた朗読会

(湖東・能登川町)(一部既報)
 大津市在住のマルチ作家松澤修さん(通称『猫又さん』)による作品展「鳥獣画で描く宮沢賢治の世界」が開催されている能登川町立博物館で十六日、同展にちなんだユニークな朗読会が開かれた。

 作家宮沢賢治ならではの不可思議な世界をより一層楽しんでもらおうと、松澤さん自らが企画した朗読会で、薄暗くした会場には浮かび上がる小さなステージが設けられ、BGMに友人のチェロ演奏家塩由里さん(八日市市在住)の生演奏を伴いながらムードたっぷりに行われた。

 午後四時からの一回目の朗読会には、家族連れなど五十人余りが参加。チェロの伴奏が始まると、会場奥の暗闇から猫の面に白髪、黒マント姿の松澤さんが現われ、独特の語り口調で代表作『注文の多い料理店』と『なめとこ山の熊』の二話を朗読した。参加者らは奇妙な登場に驚いたものの、その幻想的な雰囲気に直ぐにも引き込まれ、松澤さんの語りに熱心に耳を傾けていた。


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近江商人の町並み美しい

金堂地区の見どころ紹介

=五個荘町がリーフレット作成=


金堂地区の見どころを満載したリーフレット

(湖東・五個荘町)
 五個荘町教育委員会は、国の重要伝統的建造物群保存地区(平成十年十二月選定)である同町金堂地区の町並みの見どころをより多くの人に知ってもらおうと、このほどリーフレット(見開きA4判、三つ折り)一万部を作成、てんびんの里文化学習センターで無料配布している。

 五個荘町は近江八幡市、日野町と共に近江商人発祥の地として知られ、町内でも特に金堂地区は商人の本宅が数多く残り、切妻や入母屋造りの主家をはじめ数奇屋風の離れや白壁美しい土蔵、納屋などが水路とともに美しい町並みを形成している。 

 また、同区内の一部の屋敷は資料館として常時一般に公開され、毎年九月に開催される町並みを生かしたイベント『ぶらりまちかど美術館・博物館』には全国各地から数多くの観光客が訪れ、その景観と風情を満喫している。

 リーフレットには、こうした区内各所の観光施設や名所を写真で掲載し、各所にまつわる歴史とあわせて詳しく紹介している。問い合わせは同センター(TEL0748-48-7100)へ。


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春を呼ぶ「福久豆」づくり

ふくよかなお面に人気

=和菓子のたねや=


一枚一枚手づくりされていく福久豆の面菓子。

(湖東・近江八幡市)
 和菓子の老舗・たねや本社工場(近江八幡市上田町)で、春を呼ぶ季節の面菓子「富久豆」づくりが始まり、来月三日の節分に向けて生産に追われている。

 富久豆は鬼を払いたくさんの福に恵まれますようにと願いが込められた干菓子で片栗粉と砂糖、つくね芋が素材。
 十四年前の発売当初から人気を集め、季節のお菓子として進物用にも使われ始めるなど、年々人気が上昇するヒット商品になっている。

 今年も昨年より三千枚多い一万五千枚の製造を見込んでいるが、そのうち約三割は予約となる模様で、特に四―五十歳代の人からの注文が多い。
 菓子職人の手で一枚一枚仕上げられるお面のふくよかな表情にも人気があり、日持ちがいいことから、たねやでは「節分の日の飾りものとしてとしても使えます」とPRしている。
 都市部や県内各地の直営店舗で来月三日まで、紅白の福豆とのセットで一千五百円。
 


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竜王町 大震災の教訓忘れないで

給食で非常食味わう

=乾パンやおでんなど=


被災地での食事を味わう児童(竜王小学校)

(湖東・竜王町)
 六千四百人を超える犠牲者を出した阪神淡路大震災から五年を迎えた十七日、竜王町内の幼稚園、小中学校の給食で被災地の非常食を再現したメニューが登場し、児童・生徒らは当時をしのびながら味わった。

 この取り組みは、被災した人々の心をいやした食事を実際に食べることで、その時の状況を理解してもらうと震災の翌年から始まった。これにあわせて、阪神淡路大震災のことや、地震から身を守るにはどのように行動すればよいか、といったことが教師から児童、生徒に伝えられた。
 この日の献立は、乾パンとおでん、ぎょうざスープ、チーズの四点。とくにスープとおでんは当時、ボランティアによってふるまわれ、被災した人の心と体を暖め、励ました。

 竜王小学校(山中嘉次校長)では、給食委員会の児童が校内放送でメニューの紹介をした後、「大きな災害や被害を受けた人のことを忘れてはいけない。日頃からの心構えが必要」と呼びかけた。
 教室では、教師が「火が使えない時は乾パンなどを食べました。その時のことを思い起こしながら、よく味わって下さい」と、給食に込められた意味を説明した。
 震災をほとんど覚えていない児童たちは、「地震の時はこのようなものを食べていたのか」と、当時の事を想像しながら食べていた。


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