滋賀報知新聞(ニュース)平成12年1月20日()第12120号

逆襲に転じるか山田市長

もつれる次期大津市長選

細川氏、岩崎氏、八幡氏が急浮上か
=与党が分裂選挙の可能性も=

(湖西・大津市)
 連合滋賀は七日、大津市で新春の集いを開催したが、下戸薫会長はあいさつの中で六月に任期満了となる大津市長選について「新しい世紀にふさわしいリーダーを望みたい」と新人候補待望論を示唆したことで、一挙に湖国政界は動き始めた。「豊さん」の愛称で親しまれている現在五期の山田豊三郎大津市長(77)の去就問題は、まさに正念場を迎えている。(石川政実記者)              

 同市議会の与党会派のひとつで連合系の「市民ネット21」の大谷克行幹事長ら議員五人は十三日、市長室を訪ねて「(同市長の多選と高齢を理由に)連合滋賀と市民ネット21は、次期市長選で山田市長を推薦しないことを決めた」と伝えた。山田市長を推さない理由として、多選と高齢を上げている。通常なら水面下の要請が、一斉にマスコミに流れた。

 また十五日には国松善次県知事を囲む「新春のつどい」が県遺族会や五十市町村の首長ら約四百人を集めて大津市内のホテルで盛大に行われた。主催者である国松氏の後援会では「あくまで一年半前の知事選の祝賀会がずれこんだだけ」と弁明しているが、政界筋では「早くも再選に向けて動き始めた」と受け止めていた。

 ところで同会場には、県選出の国会議員や県会議員など湖国のエスタブリッシュメント(権力者)らが顔を揃え、各テーブルでは次期衆院
山田豊三郎大津市長

選や大津市長選の話に花が咲いた。山田市長は会場での本紙取材に対し「私はまだ六選出馬するとも、しないとも発言していない。(任期満了まで)六か月もあり、もう少し静観して考えたい」と、同じテーブルの連合滋賀の下戸会長をキッと見据えながら答えた。それは山田市長が逆襲を誓った瞬間だったのかもしれない。

 ともあれ山田市長が六選出馬を断念し後継者指名を行うと仮定した場合、市役所内部からは助役の大野哲氏(64)、山田市長の信任の厚い杉山順幸氏(60)らに絞られてくるが、大野氏を飛ばして杉山氏を擁立すれば、県のように内乱が勃発するのは必至。そうなると、収入役の中西昭氏(61)擁立が苦肉の策としてあり得る。

 庁外では、市議会の緑風会(自民系)、市民ネット21、公明党議員団の市長与党会派が相乗りできる候補者となると、各会派の市議や県議の経験者(現職を含む)ではむずかしい。となると中央官僚経験者(同)が無難だが、本命視されていた建設省の都市基盤整備公団の理事で元助役の伊藤英昌氏(56)の説得が難航。このため山田市長の後援会長を務める岩崎定男氏の子息で運輸省自動車交通局の岩崎貞二氏(50) 、元通産官僚で現在は評論家の八幡和郎氏(48)、元大阪府副知事で元自治省官僚の吉沢健氏(56)らが考えられるが、順当なら岩崎、八幡両氏に絞られる。ただ二月六日投票の大阪府知事選で、前通産省審議官の太田房江氏(48)が当選すれば、太田氏と同期で親交の深い八幡氏に追い風も。

 候補者調整が難航すれば、同市役所職員が最も嫌う県関係者も選択肢に。例えば元労働省官僚で県出納長の山川明子氏(62)、この三月に定年を迎える県教育長の吉川勉氏(60)、さらには大物OBらも取りざたされてくるはずだ。
 また三会派が候補者選考過程で分裂の事態になれば、議員関係も浮上。この場合、緑風会では、県議の世古正氏(57)、市議の細川源太郎氏(69)、市民ネット21関係では元県議で県労働者福祉対策協議会事務局長の松井佐彦氏(59)、県議の沢田享子氏(51)、元県議の白倉一路氏(59)らが下馬評に。いずれにせよ山田市長の去就問題は、土壇場までもつれそうな気配だ。


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ついに実現!原典版上演

キーロフ・オペラ「運命の力」

=びわ湖ホールで2月3日=


復活したペテルブルク原典版の「運命の力」

(湖西・大津市)
 運命に翻弄される人間の苦悩を描いたヴェルディの超大作、オペラ「運命の力」が来月三日に県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールで開催される。二百二十年の伝統を誇るサンクトペテルブルク・マリインスキー劇場(ロシア)から、キーロフ最高の指揮者と歌手陣が来場。これまで聴けるチャンスがなかった原典版上演に大きな関心が集まっている。

指揮はV・ゲルギエフ

 ヴェルディ作曲の「運命の力」(一八六二年)はペテルブルクの帝室歌劇場で初演されたオペラで、現在はペテルブルク原典版とミラノ改訂版の二版が存在する。世界で注目される指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏は、この作品本来の姿を取り戻そうと改訂版よりドラマティックな原典版を復活させ、力強く深い情熱の音楽に仕立てた。

 物語は、主人公のアルヴァーロが、愛するレオノーラの父を誤って殺してしまったことから悲劇が襲いかかる。燃えたぎる復讐心と、死によってうち砕かれていく人間の絆―。難役のレオノーラにガリーナ・ゴルチャコーワが臨む。

 時間は午後三時から六時半までの予定で、全四幕をイタリア語で上演(字幕付き)する。入場料はS席三万八千円、A席三万二千円、B席二万五千円、C席一万八千円、D席一万一千円、E席五千円。チケットは同ホール(077―523―7136)のほか、チケットぴあ、京都音協プレイガイドで発売中。


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おとなしい意見多く

中学生の本音、今一つ

=八日市 大人代表とフォーラム=


意見を述べる中学生
八日市中央公民館大ホールで

(湖東・八日市市)
 中学生と青年、大人が日頃の思いを出し合って相互理解を深めようという「八日市中学生フォーラム」(市子どもセンター、市青少年育成市民会議主催)が、このほど八日市中央公民館で開かれた。

 「友達」「学校生活」「家庭」などをテーマに約二時間の自由討論で、市内三中学から二年生四人ずつの十二人、大学生ら青年代表四人、PTAら大人代表四人の二十人がパネラーとして意見を発表したほか、各パネラーの後に着いた一般中学生、市民、教育関係者、市議ら約百人も討論に加わった。

 内容的にはごく一般的な意見が多く、大人をたじろがせるような斬新な意見も聞かれず、昨年の様な互いに激論を交すところまでいたることもないまま、最後まで、中学生の本音を聞くことができなかった。
 最後に、中学生パネラーが一人ずつ、「自然を大切に」「障害者や高齢者が安心して暮らせる」「誰もが自由・平等に」「ボランティア活動を活発に」など、二十一世紀へのメッセージを発表して終わった。
 


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愛東町議選

出馬予定の顔ぶれ

=14人が事前審査に臨む=

(湖東・愛東町)
 二十五日の告示まで一週間を切り、立候補予定者も出そろい、各陣営では急ピッチで選挙準備が進められている。定数十二。

 立候補届け出書類の事前審査が十八日に町役場で行われ、現職五人、元職三人、新人六人が審査を受けた。審査には来ていないものの、このほかに当初から名前があがっていた現職と新人がそれぞれ一人ずつあり、最終的にはこの十四人前後が立候補するものとみられる。

 事前審査に臨んだのは次の十四人。氏名、年齢(投票日時点)、所属、(当選回数)職業、住所。

現職】野村秀一郎45共(4)農業(中戸)▽山田和代54無(2)会社員(上中野)▽密谷要一郎66無(1)会社員(妹)▽田中誠一64無(1)農業(梅林)▽小林源嗣54無(1)農業(上中野)

元職】苗村増和57無(1)農業(百済寺丁)▽川瀬重右門61無元(1)農業(百済寺乙)▽中澤正孝45無(1)自営業(下中野)

新人】浦野佳代子40無・病院職員(百済寺丙)▽太田康博57無・会社員(小倉)▽松岡勲60無・農業(平尾)▽松本光郎65無・無職(上岸本)▽山本清55無・会社員(百済寺丙)▽植田茂太郎59無・会社員(外)


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