滋賀報知新聞(ニュース)平成12年1月28日()第12129号

小西氏の集いに600人

自民党滋賀県第2選挙区支部
武村氏おひざ元で初開催

=衆院選 組織固めに手ごたえ=


支持者であふれた「賀詞交歓会」の会場

(湖東・八日市市)
 自民党滋賀県第二選挙区支部(小西哲支部長)は、さきがけ武村正義衆議院議員の本拠地となる八日市市で初めて「集い」を開いた。さきがけ地元で弱体化を余儀なくされた自民八日市の再生を期すためだ。

 この二十三日に駅前アピア四階のアピアホールで開かれた「賀詞交換会」には、自民支持の市民ほか東近江から六百人が集まり、次期衆院選での小西哲氏の必勝に向け、さきがけ地元から勢力奪回の輪を広げようとアピールした。

 交歓会には河本英典参議院議員(自民党県連会長)ほか二区選出県議、東近江の首長らも応援に駆け付けた。河本会長は「先頭に立って党改革に取り組んでいる」と協力を要請した上で、(個人名は避けたが)微妙な立場で出席した首長に対し「しっかり顔を頭にたたき込んでおく」とくぎを刺した。

 一昨年暮れ、自民推薦候補を敗り就任の川端五兵衛近江八幡市長は、あいさつの中で「特別交付税の要望(約八億円)で自民党にお世話になった。政治の難しさ、政治力を改めて知らされた」と述べ、国政パイプの太さを誇る小西氏に対し「地元だけでなく県のパイプ役に」と期待を寄せた。

 さきがけ地元を代表して中村功一八日市市長は、予算編成で常に「自民党の政務調査会で要望が認められホッとしている。課題山積の中で中央との連携を深め予算獲得に努めたい」と話し、市民のためにも「政権政党の自民党に頑張ってほしい」とエールを送った。

 女性支援組織「友友会」(藤野悦子会長)の行動力をバックに小西氏は「女性パワーのすごさを日増しに感じ、女性の政治に対する高鳴りを覚える」と、力強い活動に感謝を示した。
 「二区には(武村さんという)ベテラン議員がおられるが、これからの政治を築き上げていくのは私たち団塊(だんかい)の世代」と若さをアピールした。さらに「新しい政治に向かって考え行動したい」との決意を語り、特に女性と若者の力添えを願った。
 昨年暮れ、体制建て直しへ執行部刷新を図った自民党八日市支部の井田公支部長は、これに呼応するかのように「青年部と女性部を中心に組織強化に取り組んでいる。次期衆院選までには体制づくりを終えたい」と、休眠状態だった支部活動が進んでいることを示唆した。

 昨年の県議選でさきがけから自民に戻った小林優第二選挙区支部事務局長(前さきがけ県議)は、入り切れない会場に(うれしい)悲鳴を上げるとともに、「武村さんのおひざ元での開催に意義があった。多くの支持者が集まり、小西氏の国政パイプの太さに、寝ていたトラもそろそろ動き出すのでは」と、今回の交歓会を振り返る。

 この流れをさらに深めるため同支部は、来月五日に総決起集会とも思える「研修会」を小西氏地元の近江八幡市民文化会館で開催する。二区の党員ら千二百人が集まり「小西必勝」を誓うほか、政治評論家・早坂茂三氏の時局講演「次期総選挙と今後の政局」を聞く。


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江戸-昭和まで100点を展示

商家に伝わる雛人形めぐり

=近江商人屋敷など5館同時開催=


「商家に伝わる雛(ひな)人形めぐり」のポスター

(湖東・五個荘町)
 五個荘町は二月三日から三月三十一日まで、地元商家に伝わる伝統的な雛人形を一挙公開する「商家に伝わる雛(ひな)人形めぐり」を近江商人屋敷など町内観光施設五館で同時開催する。

 近江商人の本宅が数多く残る同町内には、豪商たちの財力と文化水準の高さを物語る貴重な美術品が納められた蔵が今だ数多く存在し、親から子へ、子から孫へと代々受け継がれる雛人形もまた、稀少なものが数多く残されている。
同展では、そうした伝統ある雛人形の数々を町内各戸から一堂に集め、本来それぞれの家でしか目にすることのできない優美な姿を紹介する。

 また、近江商人屋敷・外村繁家では二月六、二十六、二十七日の三日間のみ同町のキャンペーンレディー・あきんど大使による『人間雛人形』が登場し、来館者に甘酒、白酒の無料接待を行うほか、子どもに限り一日先着五十名にヒナアラレがプレゼントされる。問い合わせは町観光協会(TEL0748-48-2100もしくは6678)へ。各館の主な展示内容は次の通り。
 
近江商人屋敷・外村繁家】内親王が扇を持たずに宴を楽しむ姿が特徴的な『亨保内裏雛』、大正時代の『紙雛人形』、近江ならではの麻をあしらった雛人形ほか▽TEL0748-48-5676
 
近江商人屋敷・外村宇兵衛家】寝殿造の雛人形、原寸大の篭・饅頭箱・鏡セットほか▽TEL0748-48-5557
 
あきんど大正館】本殿・神殿を配した絵巻物風の飾りが特徴の寛政時代の御殿雛、北は青森から南は広島までの全国に伝わる土人形雛ほか▽TEL0748-48-3399
 
近江商人博物館】地方に伝わる流し雛▽TEL0748-48-7100
 
歴史民俗資料館】商家に伝わる最も大きな御殿雛▽TEL0748-48-2602
 
入場料】五館共通券/大人七百五十円、小人二百九十円▽近江商人屋敷二館とあきんど大正館の三館共通券/大人四百円、小人百五十円▽近江商人博物館/大人二百円、小人百円▽歴史民俗資料館/大人三百円、小人百円


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ビッグネーム登場で混戦に拍車

浮動票も根こそぎか
台風の目に危機感の他候補

=愛東町議選=

(湖東・愛東町)
 元町長の長男というビッグネームを引っ提げ、鈴村重史が満を持して告示前日に突然の出馬表明。愛東町議選は当初からの混戦ムードにさらに拍車がかかり、後半へ向けて選挙戦はますます激しさの度合が高まっている。文中敬称略。

 中学校PTA会長を務めるなど知名度抜群の鈴村の立候補は、地区推薦や組織票をもたない候補者だけでなく、票上積みの浮動票獲得に向けて準備してきた各候補にとって大きな脅威となっている。
 ただ、父金一郎が任期途中で辞任し、町政に混乱を生じさせた事実が重史にとってマイナスポイントになるのではとみる選挙関係者の声もある。

 二十五日の告示以来、各候補とも町の主要産業である農業再生や、保健福祉の充実などの公約を掲げて、町内をくまなく回り支持を訴えている。
 特に、ベテランの伊藤定治66(四期)の出馬取り止めから後任が出ていない大覚寺、大林、原や、曽根など大票田の空白区には各陣営の選挙カーが入り乱れての名前コール合戦を展開。

 前半戦を終えて、各候補とも自陣営の票の引き締めと流出防止に躍起で、これから後半戦はどれだけ多くの浮動票を引き寄せることができるか、まだ投票する候補が決まっていない有権者の票を魅力ある政策で獲得することができるかにかかってきた。
 地元の推薦を受けている密谷要一郎(妹)、太田康博(小倉)、鈴村重史(鯰江)、植田茂太郎(外、青山)、山本清(百済寺丙)、松本光郎(上岸本)、松岡勲(平尾、園)、苗村増和(百済寺丁、百済寺戌)、中澤正孝(下中野、池之尻)、川瀬重右門(百済寺乙、大萩)の十人に、組織票をもつ共産の野村秀一郎を合わせた十一人は、比較的楽な選挙を進める。

 一方、地元推薦を受けるが有権者数の少ない田中誠一(梅林)と、二人で地元(上中野)を分けなければならない婦人会長の山田和代と昨年の補欠選挙で当選した小林源嗣の現職三人、補欠選挙で落選し、病院代表のイメージが拭えない浦野佳代子の四人が残る一つの議席をめぐってしのぎを削る。

 残されたあと二日間で、有権者は二十一世紀の明るい「愛のまち」を築く最初のリーダーたちを決めなければならない。
 投票は三十日午前七時から午後八時まで町内八個所の投票所で行われ、同九時から町文化センター二階研修室で即日開票される。二十四日現在の有権者数は、四千四百十三人(男性二千百三人、女性二千三百十人)。


◇愛東町議選立候補者◇
(定数12―15 届け出順)

密谷要一郎66 会社員  無現1
太田 康博57 会社員  無新
鈴村 重史50 会社役員 無新
山田 和代54 会社員  無現2
植田茂太郎59 会社員  無新
浦野佳代子40 病院職員 無新
山本 清 55 会社員  無新
松本 光郎65 無 職  無新
松岡 勲 60 農 業  無新
野村秀一郎45 農 業  共現4
苗村 増和57 農 業  無元1
小林 源嗣54 農 業  無現1
中澤 正孝49 自営業  無元1
川瀬重右門61 農 業  無元1
田中 誠一64 農 業  無現1


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秦荘町議選

11人が事前審査

=13人前後が立候補か=

(湖東・秦荘町)
 二月一日に告示される秦荘町議選(定数十二)の立候補届け出の事前審査が二十五日に行われ、現職六、元職一、新人四人の計十一人が審査を済ませた。文中敬称略。順不同。氏名、年齢、所属、当選回数、住所の順。

 審査を済ませた現職は梅原静司71無5(軽野乙)、林正司70無5(蚊野)、前川忠司67無2(目加田)、水野清文58無2(上蚊野)、上田太治48無2(下八木)、宇野昌弘54無1(蚊野)。元職では上林貞49無1(東出)。新人は村川忠一50無・(香之庄)、珠久清次63無・(栗田)、小泉周一66無・(安孫子)、岡部晃弘48無・(栗田)。
 このほかに、現職の増田千尋43共2(島川)と、矢守で新人一人の人選が進められており、立候補者は十三人前後になる模様。


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★街角記者クラブ★

八日市市上羽田の大庄屋

豪壮な長屋門が現存

江戸期伝える郷土の史跡

=街角記者 中島重次さん=


武者窓を備えた仙台領大庄屋の長屋門

 八日市市上羽田町(旧上羽田村)にある仙台領大庄屋の屋敷跡の東南隅に、約三百五十年前に建てられた塩釜神社別院の社石が残っています。同神社の明神鳥居は、東京愛宕の伊達屋敷の塩釜神社と共通するもので、同村一帯が伊達藩領だったことを伝える名残だといえます。

 関ヶ原の戦いに勝った徳川家康は翌年の慶長六年(一六〇一年)、東北の大名・伊達政宗に旧上羽田村を含む蒲生郡五千石の地を、京滞在時の費用を賄う領地として与えました。正保年間には旧蛇溝村から同村に領地を管理する陣屋が移されましたが、現在は宅地や畑地になっており、そのこん跡はありません。

 一方、武士が詰めた陣屋隣りには、農民の代表または村長でもある庄屋の屋敷が構えられました。武者窓を備えた長屋門は、約三百年前に建てられたもので、現在も昔そのままの原形で残っています。

 政治の中心が江戸に移り、在京の必要がなくなった江戸時代中期になると、蒲生郡の年貢は京の高級工芸品の購入費にも充てられました。仙台には江戸時代の豪華な衣装が残されていますが、農民の汗の結晶だったと思えます。(中島重次) 


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