滋賀報知新聞(ニュース)平成12年2月16日()第12151号

県新予算一般会計5795億円

0.6%減 戦後初の3年連続マイナス
財政改革で歳出大幅カット

空港盛る 介護推進に50億円

(全 県)
 県は十四日、一般会計五千七百九十五億七千万円に十二特別会計千七億二千万円、三企業会計二百九十一億六百万円を加えた総額七千九十三億九千六百万円の平成十二年度当初予算案を発表した。十八日開会の二月定例議会に提案される。

 一般会計は、対前年度当初比〇・六%(三十三億円)減で、戦後初の三年連続マイナス予算となった。編成の目安となる国の一般歳出(三・八%増)や地方財政計画(〇・五%増)のいずれも下回り、財政窮迫の台所事情を物語っている。

 県税全体は二年ぶりにプラス(三・一%、四十三億円)に転じたが、財政構造集中改革の最終年を迎える国松善次知事は「財政運営の基本原則(歳入に見合った歳出)を最重視して取り組んだ」と話し、「県民との絆で開く湖国の新世紀」をキャッチフレーズに、新予算を「二十一世紀につなぐ元気の出せる予算」と位置付けた。

 一般会計を圧迫している公債費は七・九%増の六百三十一億円に膨れ上がり、千七百九十七億円(一・九%増)の人件費も抑えがきかず、一般行政費(五・八%増の千二十六億円)が大幅増を示したことから、投資的経費(千三百九十三億円)はマイナス五・八%にも落ち込んだ。

 この苦しい台所事情にあっても▽くらし安心県▽環境こだわり県▽たくましい経済県▽自治と教育・文化の創造県―の四本を柱に、明日の滋賀づくりへの施策を随所に反映させている。高齢者福祉や環境保全、教育充実、文化振興などに力点を置く一方、中小企業や農業への支援、県土基盤整備にも力を入れた。

 歳入の大黒柱である法人二税は、景気低迷の下支えで四・六%減に回復し、目一杯の四百三十一億円(構成比三〇・一%)を見込み、県税全体を千二百億円(六・八%増)に押し上げた。法人二税に影響の恒久減税額(八十九億円)の財源措置は地方交付金などでカバーした。

 これでも不足するため財政調整基金(二十億円)と県債管理基金(百四十四億円)を取り崩し、使い道自由な自主財源比率(四七・七%)のアップに努めたが、前年に続き五〇%を割った。借金に当たる県債は五百四十四億円と、健全財政確保面から四・一%減の四年連続のマイナスに及んだ。

 歳出面では、普通建設事業費が千三百八十五億円(五・八%減)と大幅に落ち込み、なかでも県単独に至っては九十九億円(一五・一%減)カットの五百六十億円にとどまった。これは財政を圧迫する大型建設事業の新規着工を見送ったためとみられる。

 動向が注目された空港整備については、環境アセスメント調査や周辺集落整備などを含め七十八億を確保したほか、県立アイスアリーナを五億九千万円で十一月にオープンさせる。琵琶湖総合保全へは二億二千万円を計上し、計画策定のための諸調査を引き続き行う。介護保険推進へは五十億円を見積もった。
 県民との絆で開く湖国の新世紀への主な知事特別枠事業は次の通り。
 
暮らし】ナイスハートメッセin滋賀(九百万円)住みよい福祉のまちづくり条例五周年マラソン(一千万円)住まいの文化・まちづくり再発見(五百万円)
 
環境】夢発見“手作り”エコ交流(千九百万円)木の浜内湖再生フォーラム(八百万円)環境破壊事犯捜査技術高度化(千六百万円)東近江環境保全ネット促進(二百万円)
 
経済】びわ湖一周あるある2000スポット新発見(二千万円)“いきいき滋賀の食と農”サポート(千八百万円)地域づくり支援道路構想モデル(七百万円)
 
自治と教育・文化】障害児教育諸学校交流発表会(二百万円)「心に響く近江の歌」推進(四百万円)東近江地域文化創造支援(七百万円)「若い世代に伝える〜滋賀のひと・もの・こと〜」刊行(八百万円)ミレニアムふぉとフォト2000―写真でたどる滋賀の20世紀―(千九百万円)世界に向けた滋賀県情報紹介(千八百万円)県民の声反映システム整備(三百万円)湖国新世紀記念曲制作(千二百万円)20世紀近江発掘ベスト10展(八百万円)


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放置自転車解消と徹底監視で

乗り物盗増加に歯止めを!

八日市署 関係機関集め防止対策協議


関係機関が一致協力して乗り物盗壊滅へ
向けて対策を話し合った連絡協議会
(八日市所会議室で)

(湖東・八日市市)
 八日市署は八日市駅前周辺での乗り物盗増加に歯止めをかけるため、このほど同署会議室に関係団体の代表者らを集めて、緊急の乗り物盗防止連絡協議会を開き、対策を協議した。同協議会の開催は今回がはじめて。

 協議会には、長田英治署長はじめ駅前交番など担当署員、八日市神崎地区防犯自治会、市役所、八日市駅前商業開発、アルプラザ平和堂八日市、県自転車商組合八日市支部、市内県立高校、市防犯自治会の代表ら十人が出席。
 長田署長の関係者一丸となった取り組みへの協力を要請するあいさつに続き、管内で昨年発生した自転車盗やオートバイ盗などの状況、その半数以上がアピア周辺で発生している状況など、調査資料に基づいた警察からの説明が行われた。

 これを受けて、市から平成十年四月の「市自転車等の放置防止に関する条例」施行以来行っている啓発活動や放置自転車の撤去などの取り組み、市営駐輪場の利用状況などが、八日市駅商業開発からはアピア駐輪場の利用および放置の現状などが報告され、出席者から市と事業者が管理・責任を明確にし、協力して放置自転車の解消を図る、条例適応範囲の拡大、防犯カメラ・照明の設置や監視員の常駐とパトロール強化などの意見が出た。

 また、自転車商組合や高校からは現在取り組んでいる防犯登録の推進や自転車通学許可証の発行に加えて、許可証の発行には駐輪場の契約証明書を必ず添付するようにしてはどうか、駐輪場の利用料や収容台数を改善してはどうかなどの提案が行われた。
 今回協議された内容についてはそれぞれ各機関にもち返り、検討を重ね、相互の連絡を密にしながら早急に実行していくことにした。

 昨年、管内で発生した自転車盗は三百九十七件(前年より三十一件増)、オートバイ盗が百件(前年と同数)に上り、窃盗犯全体の約半数を占めている。また、八日市駅周辺での発生がそのうち約六割。アピア周辺だけでは自転車盗百四件、オートバイ盗十四件で、北側専用駐輪場での発生率が高い。さらに、自転車では、施錠あり五十六件、施錠なし四十八件と、施錠状況にかかわらず盗難の被害が出ている。


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楽しい歓迎にすっかりリラックス

早く1年生になりたいなぁ

能登川4小学校で一日入学


一年生との交歓会を楽しむ新一年生ら

(湖東・能登川町)
 四月に新一年生となる園児とその保護者を対象にした一日入学が十四日、能登川町内の四小学校で一斉に行われた。

 一日入学は、生活習慣が大きく変わる小学校入学を控えてさまざまな期待と不安を抱える園児にとって、小学校が多くの友だちに囲まれた楽しい場所であるという憧れと安心を持つための重要なイベント。

 この日は、現在入学を予定している二百三人の園児が保護者とともに各校を訪れ、学校の様子を見学したり、上級生との交流を楽しんだ。
 能登川西小学校では、五年生児童らに連れられての学校案内が行われたあと、一年生との交歓会が催された。

 園児たちは、初めて顔を合わせるお兄さん・お姉さんたちに少し緊張していたものの、次々に披露される人気アニメのものまねやクイズに大きな笑い声を上げて喜び、すっかりリラックスムード。交歓会後には体育館へ移動して一緒にドッチボールを楽しみ、園児たちは「学校へ来るのが楽しみ」と胸を高鳴らせていた。


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アグリパーク竜王の農村田園資料館

ヨシ葺き民家の復元急ピッチ

昭和初期の農村の暮らしぶり再現


縄と竹で固定しながらヨシの束を重ねる作業

(湖東・竜王町)
 昭和初期のヨシ葺き民家の復元作業が、今春開館の農村田園資料館(竜王町山之上・アグリパーク竜王内)で急ピッチで行われている。

 同資料館(鉄骨平屋建て、床面積四百九十三平方メートル)は、自然と人間が織りなしてきた農村文化を再発見できる施設として、竜王町が約八千万円を投じて建設しているもの。館内には、ヨシ葺き民家をメーンに、唐箕(とうみ)など昔の農機具の展示、町内の観光案内機能を備える。
 四十〜五十年程前まで農村で多く見られていたヨシ葺き民家は、耐久性に優れる上、夏は涼しく、冬は暖かい特性を持つ。今では需要が減り、限られた業者が技術を持つだけ。

 一軒の民家の屋根を葺くには多くのヨシが必要で、大人がやっと両手で抱えることができる束を二千束(四十八トン)使用する。水郷地帯の近江八幡市円山町から刈り出された後、屋根に傾斜をつけるため円すい形の束に整えられ、屋根のすそから縄と竹で固定しながら重ねられる。

 田の字に仕切られた屋内には、来客をもてなした奥座敷や口座敷、日常空間である茶の間、納戸のほか、牛舎も再現され、当時の農村の暮らしぶりがうかがえる施設を目指す。


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一般会計2千万円を増額

永源寺町臨時議会

(湖東・永源寺町)
 永源寺町議会は、このほど臨時議会を開き一般会計補正などを含む二議案について審議。平成十一年度一般会計を二千九十万円増の四十七億七百四十九万千円に補正した。主なものは、特別養護老人ホーム施設用地購入費一千四百七十万円、茶園等補償費五百七万五千円など。
 


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