滋賀報知新聞(ニュース)平成12年3月11日()第12178号

救急搬送 5000人を突破

東近江消防 昨年の出動状況まとめ

現場到着10分以内が大半
=1日平均 14人強を病院へ運ぶ=

(湖東・広域)
 東近江行政組合消防本部は、昨年一年間の救急出動状況をこのほどまとめた。それによると、出動件数は五千百八十七件と前年に比べ二百八十三件の増加を示し、救急車で運ばれた人は二百七人増の五千百九十九人に達していることが分かった。

 急病が二千六百七十五件(前年比百五十二件増)と全体の五二%を占め、次いで交通事故千二百四件(同八十四件増)の二三%、一般負傷六百十件(同三十一件増)の一二%と続き、労働災害九十一件(同八件増)などが出動原因の大半を占めている。

 一日平均出動件数は一四・二件(一日最多二十七件)となり、日平均一四・二人が病院に運ばれた。これは管内住民の四十二人に一人が救急車で搬送されたことになる。出動最多時間帯は午前八〜十時の平均六百四十七回。

 運ばれた病院は近江八幡市民の千六百二十七人をトップに、次いで山口六百三十七人、日野記念五百三十人、能登川四百二十七人、国立八日市四百二十五人、蒲生町三百二十五人などの計四千三百七十三人(八四・一%)が管内で、残り八百二十六人は管外の病院だった。

 出動から現場到着までの所要時間は、五〜十分が二千四百五十四人、五分以内二千二百二十一人と、ほとんどが十分以内となった。しかし、出動から病院へは三十―六十分が一番多く二千三十人、次いで二十―三十分千九百九十四人、二十分以内千五人で、全体の六割弱が半時間以内に現場に到着している。

 市町別では、近江八幡市が千九百十二件と管内の約三七%を占め、次いで八日市市千七十六件、能登川町四百九十二件、日野町四百三十八件、竜王町三百二十八件、蒲生町二百八十二件、五個荘町二百五十三件、安土町二百十三件、永源寺町百三十二件の順で、ほとんど前年同様の状況を示している。名神へは五十八件(前年七十二件)の出動となった。

 通報から現場到着までの時間短縮に努めているが、到着までの応急措置を重視する消防本部は、救急講習会の開催にも力を入れ、消防団と婦人防火クラブの四百九十七人(三二%)、教育関係者三百七十八人(二四%)、事業所三百六人(二○%)など、前年は千五百六十四人に普通救命講習の修了証を交付している。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

高齢者保健福祉計画まとまる

八日市市 推進会議が中村市長に提出
サービス充実、健康づくりなど盛る

=介護保険事業計画も=



中村市長に計画案を手渡す田中会長

(湖東・八日市市)
 八日市市高齢者保健福祉推進会議(会長・田中愽一滋賀文化短大教授)は、このほど開いた第十六回の会議で「八日市市高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画案」をまとめ、七日に田中会長から中村功一市長に提出した。

 平成十年十月に設置された同推進会議は、介護保険制度の円滑な実施と高齢者が住み慣れた地域や家庭で、安心して自立した生活が送れる社会構築に向け計画の策定作業を進めてきた。
 学識経験者ほか保健・医療・福祉関係者、公募の被保険者代表ら委員二十五人で構成され、市民参加を基本に会議を公開とした上で、サービス事業者やボランティア団体などへのヒヤリングも実施している。

 高齢者福祉は市民全体、地域全体のかかわりの中で推進していく必要から、計画案は▽住み慣れた地域社会での生活を支援するためのシステム構築▽自己選択を担保するための権利擁護システムの確立▽ノーマライゼーション理念の実現▽民間活力、多様なサービス提供主体の参入促進―の五項目を基本理念に掲げた。

 その推進策として、具体的には▽介護を社会全体で支える(高齢者と家族を支える介護サービスの充実)▽地域で利用、あったかサービス(生活支援を図る保健福祉サービスの充実)生みだそう、のばそう健康寿命(高齢者の健康づくり)▽いつまでも、住み慣れた地域で暮らしたい(地域ケアの推進)▽余暇を楽しく、生きがいのある人生(高齢者の社会参加、生きがい対策の推進)の五本柱を基本目標に掲げ、「健康で共に支えあう心豊かな八日市」を目指すとしている。

 両計画は、十二〜十六年の五年間を第一期とし、三年ごとに見直しを行うとした。計画進行については推進会議を設け効果的に運用されているか管理し、介護保険事業計画に限り市民などの意見を聴く運営協議会を設置するほか、サービスを点検・評価する制度の導入も検討するとした。計画は開会中の三月議会に報告される。

 市民へは、二十五日午後一時半から同計画の周知広報イベント「高齢者保健・福祉・介護保険・市民フォーラム〜元気都市ようかいち・21世紀のいぶき〜」を駅前アピア四階のアピアホールで開く。計画の概要説明ほか、介護保険に関する講演やパネルディスカッションもある。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

レベル向上を目指して研修会

効果的安全教育で事故撲滅

=交通指導員や交安協女性部員ら=



互いの指導技術を発表しあう参加者
(八日市市役所別館で)

(湖東・広域)
 八日市署管内(八日市市、永源寺町、五個荘町、能登川町)で交通安全指導にあたっている交通指導員や八日市地区交通安全協会女性部員らを集めて、交通安全教育技法研修会が九日に八日市市役所別館で開かれた。

 交通安全指導のレベルアップを図ろうと、昨年十月県警本部の女性警察官で結成された「交通安全ふれあいチーム」を招いて開いたもので、技術交流や意見交換が行われた。
 研修会には交通指導員や女性部員のほか、各市町の交通安全担当者約三十人が参加。各市町と女性部員がペープサートやパネルシアター、人形劇、腹話術、寸劇など、それぞれ普段実施している指導方法を発表したほか、交通安全ふれあいチームによる模範指導が披露された。

 参加者は、他のグループの発表で気の付いたところや参考にできることなどをメモしながら、真剣な表情で鑑賞していた。
 発表後の講評では、▽恥ずかしがらずに対象者の目を見て思いきってやる▽話しの合間に手法の切り替え▽早口で話さずに強弱を付けて間を置く▽BGMや録音を効果的に・・など技術面での注意点に加え、高齢者が対象の場合に▽目で見て理解してもらう▽年寄り扱いしない▽指導ではなく助言、幼児が対象の時は▽場面転換で飽きさせない▽保護者も一緒に指導▽チャイルドシートの必要性・・など指導する場合の留意点などが指摘された。
 このあとの意見交換や懇談会でも、成功事例や失敗談、個別質問やアイデア交流などが活発に行われ、より効果的な指導を目指して熱心な話し合いが行われた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

ホテル火災を想定

逃げ遅れた宿泊客救出

=八日市消防署 防火体制もチェック=



ビル火災での救出、消火訓練を行う八日市消防署員ら

(湖東・八日市市)
 八日市消防署は九日、春の火災予防運動に伴う火災防御訓練を八日市市東沖野一丁目の八日市グランドホテルで実施した。

 市内で増加する中高層ビルでの火災に対応した円滑な消火、救出を行うための訓練で、同ホテル二階厨房から出火炎上、三階ベランダと屋上に逃げ遅れて助けを求めている人がいるという想定で行われた。

 訓練には、はしご車や化学車など三台と、消防と救急の隊員十一人が出動。煙がたちこめる中での救出、はしご車による屋上からの救出、消火、現場に設置された応急救護所での救急救命士による負傷者の応急手当などを行った。
 また、訓練終了後にはホテル従業員を対象にした消火器による初期消火訓練も行われ、日ごろの防火チェック、火災発生時の初期消火と119番通報、宿泊客の避難誘導、などについても再確認した。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

永源寺町に初の特養ホーム

12年度中にも着工の見通し

=久田町長 3月議会で報告=



永源寺町特別養護老人ホームの完成予想図

(湖東・永源寺町)
 十日開会した永源寺町三月定例議会の行政報告で、久田町長は町内初の施設となる特別養護老人ホーム整備についても触れ「対象となる同町高野の地権者および地域住民の同意はすでに終えており、今議会で用地取得についての承認を得たあと、誘致が決定している社会福祉法人『八起会』と平成十二年度中にも着工できるよう準備を進める」との計画を明らかにした。

 八起会(木村雄吉理事長)は、現在、石部町で老人福祉施設『石部ケアハウス』(平成八年十一月)と保健施設『石部ケアセンター』(昨年五月)の二施設を運営する法人団体で、三か所目となる永源寺特養ホームについても建設・運営は同会が行う。建物およびサービスの概要については▽鉄筋コンクリート二階建て▽延べ床面積約三千五百八十平方メートル▽定員は入所五十人、ショートステイ二十人▽デイサービスやホームヘルプステーションを設けるなどをすでに永源寺町に提示。総事業費はおよそ十億円になる見込み。

 間もなくスタートする介護保険制度。多くの高齢者を抱えながらサービスを近隣市町に頼らなければならない同町にとって、救世主的存在となる同センターの早期着工が望まれる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ