滋賀報知新聞(ニュース)平成12年3月13日()第12180号

東近江2パターン報告

市町村合併への最終案
愛東・湖東を副案に盛り込む

=県懇話会 3月中に全体構想まとめる=

(湖東・広域)
 将来のまちを考える東近江地域懇話会(会長・真山達志同志社大教授ら十八人)がまとめた合併パターンの最終案が十日、真山会長から県懇話会に報告された。同懇話会は、地方分権社会に対応する市町村合併について、これまで開いた四回の話し合いの中から、東近江地域のあり方を協議してきた。

 東近江がもつ地域の特性や行政面などから検討が加えられた報告書は、特例市移行型(二十万都市)を目指すAパターン(東近江全体)と、一本化への前段となる流域間連携型(十万都市)のBパターン(二市中心の郡単位)に絞られ、両パターンに愛東、湖東両町を組み入れた副案もまとめられている。

 Aパターンは東近江全体(二市七町)と、これに愛東・湖東両町を加えた副案。Bパターンは近江八幡市と蒲生郡(安土・日野・蒲生・竜王の4町)、八日市市と神崎郡(永源寺・五個荘・能登川の三町)に分けられ、副案として八日市・神崎に愛東・湖東の両町を組み込んだ合併パターン案も提示されている。
 圏域を越えた愛東・湖東両町については、生活圏や経済圏など古くから八日市市と密接な関係を保っているほか、愛知川流域によるダム用水や、県道湖東八日市線と災害応援協定に代表される八日市・愛東・湖東地域振興協議会の設置などが勘案され、合併パターン案に盛り込まれた。

 一方、彦根県事務所管内の湖東地域懇話会が提出した報告書でも、同様の観点から合併六パターンの中に、愛東・湖東を切り離し八日市市周辺との組み合わせ案が示されている。
 この報告を受け県懇話会は三月中に県全体の市町村合併の基本となる骨子案をまとめ国松善次知事に示し、これを受け県は県民から意見などを求めた上で、来年三月までには県推進要項を策定することにしている。
 今年四月施行の「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律」(地方分権一括法)に基づき、東近江全体が一つになれば、地方の中核都市として行政体制の確立を目指す「特例市移行型」(二十万都市)となる。

 市町村合併特例法では、まちづくり推進事業(十年間・七百二十九億円)へ九五%の起債発行、償還へ七○%の交付税措置があり、交付税の合併算定替え(十年間)に約五十八億円(単年度)の財政支援が受けられる。
 議員数は、在任特例(合併後二年以内)で現在の百六十議席が維持される一方、法廷定数(四十四)に対し二倍の八十八人まで特例措置が認められる。職員数についても現在の約二千人から四百五十人弱の減少を見込んでいる。
 合併特例法は十七年三月に期限切れとなるが、各市町や議員、住民らが議論を深め、東近江の将来のまちづくりについて真剣に考えなければならないスタートラインに立ったといえる。


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八日市大凧まつり

「風の女神」募集

=イベントに花添える=

(湖東・八日市市)
 八日市大凧まつり実行委員会は、五月二十八日開催の二○○○年八日市大凧まつりに向け「風の女神」(二人)を募集している。

 大凧揚げの成功を祈念するとともに、まつり当日や前夜祭、願い札貼りなど関連行事に花を添えイベントを盛り上げる。市内外を問わず十八歳以上の女性なら誰でも応募できる。

 風の女神は四人だが、うち二人はクイーンようかいちが兼任するため、実際の一般募集は二人となる。来月七日までに同実行委事務局(Tel 0748-24―5662)へ申し込む。応募用紙は電話で請求すれば郵送され、選ばれると旅行券(二万円相当)や記念品が贈られる。


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親子で 正しくカチッと

=チャイルドシート着用講座=



社会福祉体育館で開かれた
「チャイルドシート着用講座 」

(湖東・近江八幡市)
 来月一日から六歳未満児にチャイルドシートの着用が義務化されるのを前に六日、近江八幡市江頭町の社会福祉体育館で「チャイルドシート着用講座」が開かれた。

 正しい利用方法を知ってもらい事故防止につなげようと北里駐在所の呼びかけで開かれた。
 会場には、近くの幼、保育園児と保護者ら合わせて約三百人が参集。まず、榊原浩美巡査が人形のケンちゃんを腹話術で巧に操り、車に乗るときは必ずチャイルドシートに座ることとカチッという音がするまでベルトをしっかりつけてもらうことを園児たちと約束した。

 保護者が集まった会場では、中井武主任が、シートベルトをせずに孫を抱いていた祖母が、トラックに追突されて孫の命をなくした事例をあげながらシートベルトとチャイルドシートの着用の重大さを説き、習慣づけを呼びかけた。
 話しのあと、参加した親子が用意されたチャイルドシートを使って子供を安全に座らせ、ベルトをかける実習に取り組み、着用は当たり前のこととしての認識を持ち、励行する大切さを学んだ。


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葵の呪縛

日本をダメにする『徳川株式会社』

=八幡和郎著=



八幡和郎著「葵の呪縛」
本体1600円(同朋舎発行、角川書店発売)

書 評
 ポスト堺屋太一を目指す湖国出身の著者による初めての本格的歴史物である。現代日本の政治行政や企業経営について、著者は「我々は江戸幕府開闢から四百年続くひとつの時代の中にいる。

 徳川四百年という巨大な分水嶺を越えたときこそ、新しい世界を見はるかすことができるだろう」とする。室町時代に三河の国で創業した零細企業の松平一家。

 天下を取り、繁栄し、滅び行くまでの姿を企業の歴史になぞえる著述はやや司馬遼太郎風でもあるが、随所に近江との関わりや、石田三成、井伊直弼などの江州人たちへのこだわりが感じられる。いわば、新しい「近江史観」をめざすものとして、徳永慎一郎氏の系譜に連なるものである。


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