滋賀報知新聞(ニュース)平成12年3月15日()第12183号

住宅改造と福祉用具活用で

生活の自立化と介護軽減

=ケアマネジャーらがつどい=



住宅改造と福祉用具による在宅介護生活の改善について報告や
提案が行われたシンポジウム (アピアホールで)

(湖東・広域)
 介護保険制度スタートを前に、今月が「寝たきりゼロ推進月間」でもあることから、介護保険ウォーミングアップ連続講座「在宅生活を支える住宅改造と福祉用具を考えるつどい」(東近江福祉の地域づくり推進協議会、彦愛犬福祉の地域づくり推進委員会など主催)がこのほど八日市駅前のアピアホールで開かれ、高齢者や障害者の自立生活を支えるための住環境の整備や福祉用具の適正な利用についての講演とシンポジウムが行われた。

 三回シリーズの講座の一つとして開かれ、介護支援専門員(ケアマネジャー)や介護保険サービス従事者、保険・医療・福祉関係者などの専門家のほか、一般市民を含む約百二十人が参加した。

 広島県在宅ケアを考える会会長で、老人介護サービス事業を展開する医療法人の理事長を務める畑野栄治氏が、日本の多くの住宅が寝たきりをつくる構造になっていると指摘した上で、在宅生活に必要な「Man」「Maney」「Machine」の“3M”のうち、「Machine」=福祉機器・用具や住宅構造=の整備が一番大切であり、本人の残った能力を生かした自立生活ができることで、生きがいができ、寝たきりをつくらず、介護する人も楽になると、実例を交えながら「住宅改造と福祉用具が生活を変える!=寝たきりゼロを目指して=」をテーマに講演を行った。

 続いて行われたシンポジウムでは、八日市健康福祉センターの樋口恵子さんが作業療法士の立場から、福祉用具が必ずしも使用者に適したものになっていないことなどから、県が取り組んでいる福祉用具活用のためのネットワーク事業について報告。
 五年前から福祉用具製作ボランティア活動を行っている「工房YOU」の小梶猛代表が活動の様子を報告するとともに、行政や専門家のサポート無しでは十分な活動ができないなど、今後の課題も指摘した。

 また、「工房YOU」で作ってもらったズボンとパンツのおかげで車イス生活となった家族に生き生きとした生活が戻り、介護への不安も解消したという経験を話した森野清子さんは、情報提供や相談してもらえる機関の必要性、使用者に合った福祉用具の製造と購入しやすい価格設定、試着・試用後に購入できるシステムなど、福祉用具利用者の立場からの提案を行った。


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愛知川町議選

大混戦突入は必至

=13日の事前審査に14人=

(湖東・愛知川町)
 任期満了に伴い二十一日に告示される愛知川町議選(定数十四)の立候補予定者事前審査が十三日に町役場で行われ、いずれも無所属の十四人が審査を済ませた。まだ、審査を受けていない立候補予定者も数名あり、選挙突入は必至だ。文中敬称略。

 審査を済ませた現職は、四選を目指す竹中秀夫55(石橋)、藤田進64(仲宿)、三選に挑む山本幸彦67(東円堂)、西川昌夫65(豊満)、森隆一59(愛知川)、再選を狙う多喜進58(愛知川)の六人。

 復帰を目指す元職は、森田隆子57(市)と青木武夫69(市)の二人。
 新人では、辻野彰男60(川原)、西沢洋56(石橋)、西澤久仁雄63(長野)、森野榮次郎64(長野)、須田誠一60(沓掛)、築山晴隆42(長野)の六人。

 このほか、共産の二人をはじめとする現職、元職、新人に立候補の動きがあり、最終的には十九人前後が立候補するものとみられ、選挙戦は大混戦となる模様。
 三月二日現在の選挙人名簿登録者数は七千八百六十七人。


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日用品使い簡単科学あそび

びっくり!声で絵描き

=能登川町の『ジュニア水車塾』=



声の振動が描く模様に子どもたちもびっくり

(湖東・能登川町)
 どこの家庭にもある日用品を使って科学遊びに挑戦する「子ども科学教室」が、このほど能登川町立博物館で開かれた。

 町内の小学生らを対象に町生涯学習課が開いている体験講座『ジュニア水車塾』の特別講座で、科学教室は昨年に続き二回目。

 教室には町内の児童とその保護者ら五十人が参加。講師には一回目同様、NHK番組の『やってみよう何でも実験』でおなじみの米村傅治郎さんの助手「ソーイチくん」こと西村聡一さんを迎え、子どもたちでも知っているストローやロウソク、アルミホイルなど簡単な道具ばかりを集めて静電気や空気、音の実験と遊びに挑戦した。

 音の実験では、キッチンにあるボールに太鼓のようにゴミ袋を張った道具を使って紙相撲をするというユニークな遊びに挑戦。大きな声よりも高音の声のほうが振動が強いこと、遠く離れていても振動が響くことなどを学んだ。また、同じ道具と塩、声の高さによって変わる振動の違いを利用して模様作りにも挑戦し、目には見えない振動が作り出す芸術に子どもたちは目を丸くして驚いていた。


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新・市町村圏計画でシンポジウム

「将来の東近江を語る」

=あす 近江八幡市文化会館で開催=

(湖東・広域)
 東近江広域施策調査研究会は、十六日午後一時半から新・ふるさと市町村圏計画策定に向けたシンポジウム「将来の東近江を語る!」を近江八幡市文化会館で開催する。

 織田直文・滋賀文化短大教授の基調講演「新しいふるさとづくりに向けて」を受け、織田教授をコーディネイターにパネルディスカッションを行う。

 パネリストは岩原侑(近江八幡市商工会議所会頭)、坂井秀雄(麻鳥環境構想代表)、西川豊子(滋賀AEの会会長)、広瀬竹造(JAグリーン近江組合長)、真山達志(同志社大教授)、渡辺守順(四天王寺国際仏教大教授)の六氏。


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安全確保は まず家庭から

子供の交通事故防止運動

15日から県下一斉に展開

「車に気をつけて」の一声を!

(全 県)
 “守ります碧い琵琶湖と交通ルール”を統一スローガンに、園児・児童の春休みが近づく十五日から「新入学・新入園児の交通事故防止運動」が県下一斉に展開される。
 この時期をとらえ、家庭・学校・地域が一体となって、慣れない通園・通学路を通い始める園児や児童を交通事故の惨禍から守り、よりよい交通社会人の育成を目的に繰り広げられる。

 四月十五日までの期間中には▽子ども、特に新入学(園)児に対する交通安全教室・指導の徹底▽保護者等に対する交通安全意識の高揚▽通学・通遠路の安全確保の推進―の三項目を重点に、県民総ぐるみで運動に取り組む。

 子供を事故から守るため、家庭で取り組む重点事項は、通園・通学路の安全な歩き方、正しい横断の方法、信号の意味と見方などについて、保護者がコースを歩きながら具体的な指導をする。子供が外出する時は必ず、行き先を確認すると同時に「車に気をつけて!」の一声をかける。チャイルドシートの着用にも努めてもらう。

 地域.学校では、通学、通遠路の確認を行い危険箇所を整備し、安全な環境を整えるほか、交通安全教育指針を活用した参加・体験・実践型の教育指導や、街頭での保護誘導活動を積極的に展開する。
 また運転者には、学校などの周辺を通行する時にはスピードを落とし、安全運転と思いやりのある運転を励行する一方、飛び出し事故の原因となる違法駐車や迷惑駐車の防止を訴えていく。

 昨年中に子供(中学生以下)が被害にあった交通事故で二人が死亡している。毎年の傾向をみると、三月ごろから子供の事故が増え始め、学校生活に慣れた四月末から五月にかけて多発している。

 運動期間中は、園児・児童などの入園、入学時期や春の行楽シーズンを迎え、子供の交通事故の多発が懸念されることから、各関係機関は防止策を協力に推進する一方、警察も取り締まり強化の方針を固めている。また、四月一日から実施されるテャイルドシート着用の義務化によって、シートベルトともども「めざせ!シートベルト着用日本一」を目指す。


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