滋賀報知新聞(ニュース)平成12年3月16日()第12184号

公立高校で合格発表

受験生 喜びの歓声や涙

=八日市高校でも400人に春の朗報=



張り出された合格者一覧に自分の受験番号を探す受験生ら
(県立八日市高校で、午前7時ごろ)

(湖東・八日市市)
 県下公立高校四十七校で十五日に入試合格発表が行われ、発表場所に張り出された合格者の受験番号の前で、受験生らの一喜一憂する姿が見られた。

 四百三十七人が受験した八日市高校でも午前七時の発表前から、自分の目で合否の結果を確かめようという大勢の受験生や保護者、学校関係者らが詰めかけ、発表を待っていた。

 正門横のセミナーハウスの壁に学校職員によって合格者の受験番号が張り出されると、一覧表の前は黒山の人だかりとなり、自分の受験番号を見つけた受験生は、それまでの不安そうな顔から喜びの顔に一変した。

 「やったー!」と満面に笑顔を浮かべて飛び上がったり、友人と抱きあって喜びを表現する受験生、少しうなづいて合格の喜びをグッとかみしめる受験生、感極まって思わずハンカチを目頭に当てる母親、合格の朗報を一刻も早く家族に伝えようと携帯電話をかける父親、自分の受験番号の前で記念撮影する親子など、喜びの表現は様々。

 同校の受験倍率は一・○九倍。残念ながら合格者一覧に自分の受験番号を見つけることができなかった受験生もあった。ガックリ肩を落とす受験生に、「よしっ、別の方でがんばろ!」とポンと肩をたたき、明るく励ます母親の姿が印象的だ。

 入学試験が受験生にとって大きな試練だが、それがすべてではない。春から始まる新たな高校生活をどのように送るかによってその価値が生み出される。一人ひとりがそれぞれの輝きをもてるようがんばってほしいものだ。


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能登川町今に

セレモニーホール

=花源葬祭が建設=



完成図

(湖東・能登川町)
 五個荘町山本の葬祭業社花源葬祭(三原誠太郎社長)は、このほど能登川町今地先の県道大津・能登川・長浜線沿いでのセレモニーホール(仮称・花源ホール)建設に着工し、六月下旬のオープンを目指し工事を進めている。

 核家族化の進行や住宅事情の悪化などで、近年の葬儀様式は自宅からセレモニーホールなどの式場で行う方式に転換しつつあり、また、その方式を望む声も年々多くなってきている。
 セレモニーホールの建設は、こうした時代の要望に応えようという同社の思いと地元住民らの協力によりようやく実現したもの。

 同社は昭和五十九年、現三原誠太郎社長により設立され、生花店を営む傍ら平成六年に葬祭事業に着手。九割を占める女性従業員を柱に「親切・丁寧」をモットーとしたキメ細やかなサービスを展開し、地元および近隣住民から高い評価を得ている。


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八幡和郎氏を擁立へ

大津市長選 与党二会派

「77歳VS48歳」の分裂選挙か

=怒り納まらない山田市長=

(湖西・大津市)
 五月二十一日に告示される大津市長選で、市議会与党会派の「緑風会」(自民系十八人)と「市民ネット21」(連合系八人)は十三日記者会見し、本紙既報の通り、両派の推薦候補として元通産省情報管理課長で現在は評論家の八幡和郎氏(48)を決め、六選出馬に意欲を見せている山田豊三郎市長(77)の対して事実上の勇退勧告を行ったことを明らかにした。片や公明党が支持の意向を見せている山田市長も近く出馬表明を行う構えで、与党会派は事実上の分裂選挙になる模様だ。

 与党二会派は、先の選対会議で四人に市長候補を絞り、さらに十日までには八幡氏で一本化した。中央官僚出身者でありながら地方分権の旗手の八幡氏だけに、早い時期から市長候補として下馬評に上っていた。しかし同氏は「現職の山田市長が出馬されるなら」と固辞する姿勢を続けていたが、「二○○○年のミレニアムにふさわしく、大津市を四十代の新進気鋭に託してたい」という説得により、「山田市長にギリギリまで(八幡氏一本化への)話し合いを続ける」ことを条件に出馬に傾いていった。

 八日の三月定例市議会の代表質問で緑風会の細川源太郎市議は「山田市長の五期二十年間の実績には敬意を抱くが、市制百周年をやり遂げ、この四月にはG8環境大臣会合が大津市で開催されるいまが潮時」と勇退を促した。しかし山田市長は「熟慮した上で態度を明らかにしたい」と答えるにとどまった。

 本紙取材に対し、山田市長は「高齢や多選批判だけで、一方的に(緑風会や市民ネットが)勇退勧告を行い、それをマスコミに知らせるというやり方に我慢がならず、すでに一月末に出馬を決意していた」と語った。

 緑風会の幹部は「(山田市長が)七十七歳で六選出馬という異例の事態が市民に受け入れられるか疑問」と反論する。いずれにせよ、これまで無投票二回、共産との一騎打ち三回の山田市長だが、今回は苦しい正念場を迎えているのは確か。

 八幡氏のプロフィール 昭和二十六年大津市生まれ。膳所高を経て東京大学法学部を卒業。フランス国立行政学院に留学。通産省大臣官房情報管理課長を経て、現在、評論家。著書も『さらば霞が関』『葵の呪縛』など多数。


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自然・命を大切にする心

本格的ビオトープが完成

甲賀町油日小

(湖南・甲賀町) 
生き物の生活空間(自然の生態系)を表現した「ビオトープ」が甲賀町上野の油日小学校(安部潤子校長)に完成した。=右写真=

 ビオトープは、ドイツの生物学者ヘッケル氏によって提唱された学術用語で、現在では身近な自然を再生・復元する際や、環境を表す言葉となっている。

 青少年の心の歪みが全国的な問題となる中、同校では、昨年から環境と心の教育を目的にビオトープづくりを実施。魚や昆虫と出会える施設に―という児童からのアイデアも盛り込み、県内初の本格的な学校ビオトープとして完成した。

 施設は、約千平方メートルの敷地に琵琶湖を模した池(約百平方メートル、最大水深八十センチ)をつくり、クヌギなどの樹林地や草原、水辺、畑などを配置。池にはハナショウブを植えた浮き島や、丸太橋も掛かっている。
 安部校長は「自然をみんなで育て、命を大切にする心を養ってほしい」と、観察デッキを配置したほか、協力校や先進校などとのネットワークづくりを展開していくことにしている。


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町合併2パターンに絞り込む

甲賀地域懇話会が県に報告

「甲賀は一つ」それとも?
27日に最終の県懇話会

(湖南・広域)
 昨年十一月から市町村合併の検討を重ねてきた「将来のまちを考える甲賀地域懇話会」(森川稔会長)はこのほど、A・B二つの合併パターン案をまとめ、水口県事務所長を通じて県懇話会の第四会議に提出した。最終の県懇話会は今月二十七日に開かれ、今年度中にも、各会からの提言をまとめた推進要綱が策定されることになっている。

 市町村合併は、多様化する住民ニーズに対応する行財政運営や政策機能の強化など、行政能力の向上を目的に市町村が合体するもので、中核市の指定や市制移行を目指す自治体が増えるなど、近年では地方分権の受け皿づくりという積極的な位置付けとなっている。

 甲賀郡懇話会は、郡内の各種団体代表や行政関係者、公募による一般住民ら十五人で構成され、これまで計四回の委員会を開催した。第二名神自動車道の建設や条件付きの首都機能移転候補地など、開発ポテンシャルが高い地域であるという認識のもと委員の意見を集約し、二つの合併パターン案に絞り込んだ。

 報告によると、Aパターンは甲賀郡七町を一つにする案で、市制への移行と都市基盤の充実を目指すもの。人口規模は十四万二千百十六人になり、財政基盤(平成十年度決算・歳出から算出)は約五百八億円の見込みとなる。
 合併の意義としては▽充実した保健福祉サービスが受けられる▽ゴミ分別収集の対策が講じられ、一体的な環境保全が図れる―など。

 B案は三つのモデルに細分化されている。一つ目は「石部町・甲西町」で、通勤や通学などの生活圏が大津湖南地域へ向いていることが理由に上げられている。二つ目は「水口町・土山町・甲賀町・甲南町」のパターン。これは、商圏などの流れが水口を中心に動いているほか、地域内に第二名神のインターチェンジ建設が予定されているためだ。三つ目の「信楽町」は、焼き物のまちとして知名度が高く、信楽というブランド名の存続を求める意見が多かった。

 最終案が二案になった理由について同懇話会では「将来の甲賀地域について住民の議論の場となるよう選定しなかった。県の推進要綱のほか、各町の広報紙等でも広く情報提供していきたい」としている。


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