滋賀報知新聞(ニュース)平成12年3月30日()第12200号

御代参街道の魅力を再発見

埋もれた文化は宝物

=つるべの会 調査の成果を市民に=



味わいのある街道を歩く参加者

(湖東・八日市市)
 東海道と中山道を結ぶバイパス道として利用され、今でもかつてのにぎわいの面影を残す御代参街道を歩く「歩いてみませんか御代参街道」がこのほど八日市市内で開かれ、参加した市民ら約五十人が街道の魅力を再発見した。

 市が開いている市民大学の学習グループ「つるべの会」(加藤実代表)が、市の委託を受けて行った御代参街道の文化調査がひとまず終了したのを受けて、今回、その調査の成果と御代参街道の魅力を一人でも多くの人に知ってもらおうと同企画を計画し、市民に参加を呼びかけた。

 参加者はつるべの会が作成した資料を片手に、近江鉄道大学駅前をスタート。蛇溝町地蔵堂、今堀日吉神社、中野神社、本町通りから八日市駅までの約五キロを歩いた。
 途中、街道沿いに残る文化財や石碑などではつるべの会のメンバーによる詳しい解説、歴史ある商店の見学やもてなしを受けながら、時折降る冷たい雨にしっとり濡れた街道の魅力をたっぷり味わった。

 市では今年度から、「文化」を重点施策として事業を進めており、御代参街道の文化調査もその一環として行われた。
 つるべの会が作成した解説書(地図、写真入り)は、市役所生涯学習課文化振興係(TEL0748―24―5672)で無料配布している。ただし、五十部限定。


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建部神社拝殿の新築落成祝い

迫力!8集落の大渡御

=五個荘町伊野部で『わたまし』=



威勢よく渡御を行う祭り太鼓の行列

(湖東・五個荘町)
 五個荘町伊野部の建部神社拝殿の新築落成を祝う「わたまし」(移徒)が、このほど同神社境内で行われた。

 わたましとは神社拝殿や本殿などを新築した際、祭り同様の渡御でこれを祝うもので、建部神社拝殿は一昨年の台風で大木が倒れたことにより全壊、昨年末に新築された。

 わたましは、五年程前に新堂の若宮神社で行われて以来で、地元伊野部が属する建部まつりの下之村八集落(伊野部、平阪、木流、山本、新堂、三俣、奥、八日市市下野)が一堂に会する盛大な神事であることから、当日は日没前から一目見ようと集まった見物客で大にぎわい。

 午後六時ごろになると各集落の神社から無数の堤灯の灯りとともに太鼓と鉦(かね)の渡御が始まり、駕輿丁(かよちょう・太鼓や御輿を担ぐ人)らの威勢のいい掛け声と祭り囃子が地域一帯に響き渡った。

 午後六時半、見物客から巻き起こる拍手と歓声のなか、続々と宮入りした駕輿丁らの数はなんと約四百人。見物客約百人らも含め寿司詰め状態となった境内では、厳かな神事・式典が滞りなく執り行われたあと、各集落による八つもの鏡割りや余興の獅子舞などがにぎやかに催され、一つの新しい拝殿の完成を祝った。


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竜王町

さくら満開まで間近

=妹背の里ぼんぼり設置=



ぼんぼりが設置された妹背の里

(湖東・竜王町)
 七百本の桜が咲く竜王町の妹背の里(川守)では、四月二日から十六日まで開かれる桜まつりに向けてぼんぼり三十本が立てられた。

 園内の桜のつぼみはまだ堅く、例年より開花が遅れそうだが、「まつり期間中には咲いて、町内外から花見客が押し寄せそう」と、同公園事務所は話している。

 桜まつりの期間中の五日から十二日までは、午後九時までライトアップされる。さらに九日午前十時からは昨年好評だった野点茶会を開くほか、大正琴の演奏や陶芸展で祭り気分を盛り上げる。問い合わせは妹背の里公園事務所(TEL0748-57―1819)へ。


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もう1人で悩まないで!

子ども応援カード作製

=日野署管内の相談所連携=



管内相談所を紹介した子ども応援カード

(湖東・広域)
 日野地区防犯自治会と日野署は、子どもたちに気軽に悩みごとの相談をしてもらおうと、このほど「子ども応援カード」を一万部作成した。

 この取り組みは、少年非行や不登校問題などが深刻化する中、管内の相談機関が幅広く連携することで、青少年の非行防止と健全育成につなげようとするもの。機関としては、▽日野・蒲生少年センター(少年相談全般)▽日野署生活安全課(同)▽蒲生町教委(不登校など)▽日野町教委(同)▽日野町教育相談所(同)が専門性にあわせて相談に応じる。

 新学期に入って、管内の小中高生とPTA、青少年関係機関のほか、各種イベントの際にも配布する。


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八幡氏が事実上の出馬表明

5月21日告示の大津市長選

緑風会が大量脱会で大混乱
=衆院選の思惑も絡む=

(湖西・大津市)
 五月二十一日告示の大津市長選をめぐって、大津市議会の与党会派である「緑風会」(自民系)は分裂した。細川源太郎・緑風会長幹事長(69)が三月二十五日に脱会したのに続き、二十七日には当選回数の少ない議員ら九人が金井長純会長(67)に脱会届けを提出した。元通産省情報管理課長の八幡和郎氏(48)の推薦問題で揺れた与党会派の本音に迫ってみた。(石川政実記者)              

●信念見せた細川市議

 大津市議会の与党会派「緑風会」の細川幹事長は三月二十五日、同会の金井長純会長に脱会を届け出た。
緑風会と市民ネット21(連合系八人)の幹部による合同選挙対策委員会は、多選(六選)と高齢を理由に山田豊三郎大津市長(77)を支持しない方針を示し、三月十三日には八幡氏に出馬要請したと記者発表した。ところが十七日に山田市長が立候補表明をした途端、緑風会は二十一日には「山田市長支持」へ一転する。

 細川氏は「今回の
山田市長
緑風会の動きは、市民の市議会への信頼を失わせてしまった。その責任は幹事長である私にある」と潔く引責辞任。また大津市長選には「ここで市政の流れを変えなければ市の将来が不安だ。反対の信念は変わらず、立候補の意向を固めた八幡を支援する」と意地を見せた。

●瓦解する緑風会

 緑風会は分裂し、瓦解へ進んでいるようだ。二十七日に同会派の正田政郎(61)、北林肇(60) 、松田昇(59)、村木弘富(57)、長田征利(59)、泉恒彦(52)、武田平吾(52)、嶽山順平(52)、堀井三正(58)の九人が脱会した。長老幹部は山田市長の勇退を求めていたが、九人は「山田市長の意向を尊重すべき」というスタンスで、いわば山田氏の親衛隊だった。このため市長選対応のしこりが原因とみられる。今回の脱会で緑風会は十七人からわずか八人になってしまった。

 政界筋は「一連の緑風会の動きは、山田市長と刎頸(ふんけい)の友で市政にも“隠然たる力”を持つ山本俊一自治連合会長の影響力で、市議会が埋没することに危惧を抱いた緑風会や市民ネットの幹部が山田市長の対立候補擁立を企て、八幡氏への出馬要請に発展していったことが要因となっている。しかし緑風会は山本自治連合会長らの巻き返しで『山田市長支持』に一転する。さらに山田市長や山本会長らと気脈を通じる議員の大量離脱に拍車がかかった」と分析する。

●連合は『川端ありき』

 市民から不信を招いてしまった今回のドタバタ劇の経緯について、緑風会と市民ネットの幹部は二十八日に釈明の会見をしたが、市民ネットの大谷幹事長は「緑風会が山田市長支持に回った以上、市民ネットが単独で支援するのは難しく、八幡氏擁立を白紙に戻した」とした。
八幡氏

 しかし一方では「連合滋賀の上層部は、緑風会が『山田市長支持』を発表した二十一日に『山田市長推薦』を内定していたという噂もある。連合が八幡氏を単独で擁立して山田市長に破れる事態になれば、次期衆院選で滋賀一区から出馬する民主党の川端達夫代議士に影響が及ぶ。逆に八幡氏が勝っても、山田市長支持を表明している公明党が衆院選で“川端氏つぶし”に出ることが予想される。山田市長推薦に回れば、これらのリスクは回避できる。連合は組織内の動揺を避けるため、時間をかけて山田市長推薦へ回る可能性もある」(政界筋)との見方が出ている。

 当の八幡氏は本紙取材に対し「与党両会派には、いろいろな事情があろうが、地方主権の観点から言えば、国政レベル等の思惑などに関係なく、大津市民のための首長選びでなければならない。市政に新しい風を吹き込んでほしいという市民の励ましを数多くいただいており、21世紀の大津市を切り拓くために立ち上がるべき時が来たと考えている」と事実上の出馬表明を行った。これで山田市長、八幡氏、共産の独自候補の三つどもえ戦が濃厚になってきた。


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